神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

御名の中へと信じる1 〜ヨム キプールと聖名

「しかし、すべてを受け入れた者、すなわち、❶御名の中へと信じる者に、の子供たちとなる権威を与えられた.」ヨハネ伝1:12(回復訳)

❶御名の中へと信じる者とは、どういう者なのでしょうか?鍵になるみ言葉のようです。まず、御名とは、具体的にどう発音するのでしょうか。探っていきます。

 今年も、9月30日にヨム・キプール(大贖罪日)が終わり、スコット(仮庵の祭)が10月11日まで行われています。

ヨム・キプールについては、レビ記16章にその祭事について書いてあります。

神殿が破壊される前には、この日は年に一度主の聖名を聞くことのできる日でありました。当時、大祭司は山羊に一年間の人々の罪をかぶせて、神殿の前の庭で、その山羊を崖から突き落とす祭事をしたのです。
この神殿での祭事のときに、大祭司が祈りました。その際、YHWHの名を大祭司が10回唱えますが、10回中の1回のみ会衆に聞こえるように大きな声で唱えたのです。しかし、紀元66年、ユダヤ戦争で、ユダヤ人はローマ帝国に反乱を起こしました。紀元70年、テイトゥスに率いられたローマ軍はエルサレムの大部分と第二神殿を占領し、その後神殿を破壊しました。神殿が破壊されたため、ヨム・キプールの祭事もなくなり、大衆が聖名を聞く機会がなくなってしまいました。

YHWHの聖名の読み方は、今の聖書や人々が一般に口にしている読み方ではありません。

日本人では多分、ただ一人、師のご子息が知っています。教会から離れ、その方に師事していた短い間、いろいろなお話をお聞きしました。YHWHの神聖な4文字は変わらないのですが、ヘブライ語を習った者ならば、その文字の読み方が何通りもあることはわかるでしょう。一般に言われる二つの読み方は、近いのですが、違っているということでした。

ユダヤ人でコーヘン、コーエン、コハナなどのファミリーネームを持つアロンの子孫(大祭司の家系)が、この聖名を口伝していると言われています。

昔、不思議な縁でエルサレムで何泊かお世話になった方も知っていたのでしょう。当時のことを思い出します。はじめてイスラエルを訪問した時、ホテルすら予約していませんでした。何のあてもなく、エルサレムに着いたバスを降りると、ひとりのおばあさんが、袖をつかんだのです。だれなんだろう?おばあさんは、「緑の服を着た者を泊めろ」との声を聴いたというのです。私は緑の半そでのボタンシャツを着ていました。それでエルサレム首相官邸前にあるおばあさんの家に連れていかれました。そこは、由緒あるカハナ(コハナ)さんの家でした。そこで1週間ほど泊まることになりました。

泊まるところもなく、はじめて訪れたエルサレムで、主が不思議な導きをしてくれたのです。

このおばあさんは、アウシュビッツからの生還者でした。腕には青い番号の入れ墨がありました。夜遅くまでドイツ語なまりの英語で話してくれました。おじいさんは、伝統的なユダヤ教徒でした。ああ一度だけ手紙を書いただけで、お礼もしていませんでした。もう二人とも存命とは思えません。当時、孫が遊びに来て居ましたので、今では40歳くらいになっていることでしょう。再度訪れてみたいのですが、チャンスがありませんでした。
 今年もヨム・キプールに、主の山で聖名を叫んだ方たちがいらっしゃると聞いています。世界中から神の選んだ祭司の器が集まっているのでしょう。喜ばしいことです。正しい聖名が10回唱えられることを願います。「御名の中へと信じる」ためには、正しい御名を知らなければなりません。

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大祭司の衣装

祈りの中で104 〜天の使徒トマスに会う

本日の礼拝で、ご臨在の中に天が降りてきました。天の大庭では、栄光に輝く御父への天の礼拝が行われています。その時、使徒トマスが隣にいたのがわかりました。彼の地上の姿も見えました。隣でニッコリと笑う姿は、赤い毛布をかぶった髭の濃い方でした。やはり、ダルマさんに似ているんだ。

その後、天国の川の流れに浸かり、流されそうになりました。感謝な神の国の迫りでした。感謝でありました。

そう言えば礼拝中、母が寒いので、教会の赤い毛布を妻が取ってきていました。

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もう少し痩せているが、似ているなぁ。

 

教会の使命 〜捕らわれ人に解放を

イグナチオは、カトリック教会ですが、教会の使命として「ミッション2030」を掲げています。

〜ミッション2030〜

「私たち聖イグナチオ教会は、祈りに基づく使徒的共同体を生きていきます。
 現代の社会は、命の軽視や孤独、過度の競争原理や格差、環境破壊など、未来に希望を見出しにくい反福音的なものに脅かされています。それに対して、私たちは自分たちの殻に閉じこもることなく、いつくしみの扉を開いていきます。
 私たちは、同伴者イエス・キリストと心を合わせて、貧しい人や弱い人の声を聴き、皆でともに手をたずさえて(日本人も外国人も、老いも若きも)、福音の喜びを分かち合っていく使命を生きていきます。」

   イグナチオでの奉仕は、宗教色を出さず、どんな人にも平等に救いの手を差し伸べるものです。しかし、山の上の街は、隠れることができないのです。福音とは、「信じるすべての人にとって救いを得させる神の力です」(ローマ1:16)。「わたし(キリスト)が来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです」(ヨハネ10:10)。教会は、社会的なことに無関心でなく、現代社会のしいたげられた人々に対する何らかの使命を持つべきだと考えます。

プロテスタントでも、社会の困窮者に手を伸べる教会が少なくありません。感謝です。

ルカ伝4:18『主の霊がわたしの上にある.彼が貧しい人たちに福音を宣べ伝えるように、わたしに油を塗られたからである。彼はわたしを遣わして、捕らわれ人たちには解放を、盲人たちには視力が回復されることを告げ知らせ、圧迫されている人たちを解放して去らせ
4:19 主の受け入れる年、ヨベルの年を告げ知らせるのである』。(回復訳)

カナンキリスト教会の奉仕

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