読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(神の至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。開示できるもののみです。栄光在主!

トマスの福音書15 ~口から出るものがあなた方を汚す

継続してトマスの福音書を訳し、解説しています。大変難解ですが、これがQ資料であるならば、貴重な宝がここに含まれると信じます。

15節

* Said-JS15 to-them this: If-you(pl)-should-fast, you(pl)-will-14.2> -beget to-you

(rselves) a - s in, > and i f-you(pl)-should-14.3> -pray, they-will-condemn you(pl),

> and if-you(pl)-should-give-alms, you(pl)-will-be-do-14.4> -ing an -evil to -your(pl)

-spirits, > and if -you(pl)- -should-go in to-land -any, and ()you(pl)- -walk in-the

-districts, if-they-should-receive you(pl), what-they-will-put-him under-you(pl),

eat-it(m);those-who-are-sick among-them, heal th-em, > (for) what-will-go, ( ---), i n () y our(pl)-mo-uth, it(m)-will-defile-yourselves not. Rather, what(m)--comes out of-your(pl)-mouth, it(m) (is) what-15* -will-defile-yourselves.

 15直訳

JS15イエスは彼らに言われた。「あなたがたは断食をするならば、自分自身に罪を生じるだろう。もし祈るならば、それらはあなたがたを責めるだろう。そして施しを行うならば、自分の霊にとって悪いことをするであろう。そして、もし、あなたがたがどこかの地に行き、地方に歩き入るとき、もし彼らがあなたがたを受け入れ、彼らがあなたがたのもとに何か置いたなら、それを食べなさい。彼らの中に病人がいれば、癒しなさい。あなたがたの中に入るものは、あなたがたを汚さないであろうから。むしろ、あなたがたの口から出るものが、あなたがたを汚すであろう。」

 

15節は、もとの資料が古く、散逸したためか、その後の編纂のミスか、前後の節の文意とうまく合わないのです。私は、この15節が、5節6節の後に入ると推測しています。すなわち、以下のようになるとしっくり文意が通じると考えます。

 

 トマス福音書5節意訳から~

「イエスはこう言われた。あなたの面前に何があるかを知りなさい。それは私です。私がいつもあなたの前にいることを認識しなさい。そうすればあなた(単数)に対して隠されているキリストの知恵と知識との宝は、あなたに明らかにされるだろう。なぜなら、何も隠されたままで、あらわにされないものはないだろうから。弟子たちが尋ねた:あなたはわたしたちが断食することをお望みですか。そして私たちは何と祈ったらよいでしょう。私たちは施しをすべきですか。そして私たちは、どんな食物を避けるべきでしょうか。」

 6節意訳から~

「イエスはこう言われた。うそをつくな。そして、あなたたちがいやなことは、行なうな。なぜなら、それらは全て露わにされるからだ。それらすべてが、天の存在の前で露わであり、隠されているもので何一つ現わされないものはなく、覆われているもので何一つ覆いを取られないで残るものはないであろうから。」

 15節意訳を入れてみます~

「イエスは彼らに言われた。「あなたがたが断食をするならば、自分自身に罪を招くだろう。もし祈るならば、その祈りは、あなたがたを責めることになるだろう。そして施しを行うならば、自分の霊にとって悪いことをするであろう。そして、もしあなたがたがどこかの地に行き、その地域に入るとき、もし彼らがあなたがたを受け入れ、彼らがあなたがたのもとに何か食べ物を置いてくれたなら、それを食べなさい。彼らの中に病人がいれば、癒しなさい。あなたがたの(口から)中に入るものは、あなたがたを汚さないであろうから。むしろ、あなたがたの口から出るものが、あなたがたを汚すであろう。」

 7節意訳から~

「イエスはこう言われた。弟子の質問(どんな食物を避けるべきでしょうか。)に対して、人間に食べられるライオンは幸いである。人間に喰われたライオンは人間の一部になるからだ。つまり何でも人が食べれば、食べられたものは幸いである。またライオンに喰われる人間は禍いである。人間を喰ったライオンが人間となるだろう。弟子たちの質問(私たちは施しをすべきですか。)に対して、イエスはこう言った。その人は海に網を投げ入れる賢い漁師にたとえられる。彼は、下からの小さな魚でいっぱいになった網を海から引き上げた。それらの中で彼は一匹の大きな良い魚を見つけた。賢い良い漁師は、ためらわず大きな魚を選び、小さな全ての魚を海に投げ返した。大きな魚である永遠の生命を手に入れるために、この世の小さな財産は、すべて施すべきだ。耳のある者は聞くがよい。」

 

  以上のように、話の内容が大まかですが順番を替えれば、多少はつながります。

 15節の中で、イエスは三つのことを言っています。❶最初が、「断食や祈りや施しについて」、弟子たちの心を見通して、偽善的なものならやめろ、心からでない断食は罪であり、心からでない祈りは自分を責めることになる。心からでない施しは、自分の霊に悪いと言っています。

 ❷二つ目は、ルカ伝10章の弟子の「宣教旅行への派遣」の話と同じくだりです。

ルカ伝の共通箇所を記すと、

ルカ10:8-9「どの町へはいっても、人々があなたがたを迎えてくれるなら、前に出されるものを食べなさい。そして、その町にいる病人をいやしてやり、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。」

 ❸三つめは、「人を汚すもの」について、マルコ伝7章に共通箇所があります。

マルコ7:15-22

『すべて外から人の中にはいって、人をけがしうるものはない。かえって、人の中から出てくるものが、人をけがすのである。聞く耳のある者は聞くがよい』。

 イエスが群衆を離れて家にはいられると、弟子たちはこの譬について尋ねた。

すると、言われた、『あなたがたも、そんなに鈍いのか。すべて、外から人の中にはいって来るものは、人を汚し得ないことが、わからないのか。それは人の心の中にはいるのではなく、腹の中にはいり、そして、外に出て行くだけである』。イエスはこのように、どんな食物でもきよいものとされた。さらに言われた、『人から出て来るもの、それが人をけがすのである。すなわち内部から、人の心の中から、悪い思いが出て来る。不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、邪悪、欺き、好色、妬み、誹り、高慢、愚痴。これらの悪はすべて内部から出てきて、人をけがすのである」。(口語訳)

15節を意訳すると、

イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、(心からでない)断食をするならば、自分自身に罪を生じるだろう。もし(心からでなく)祈るならば、それらはあなたがたを責めるだろう。そして(心からでなく)施しを行うならば、自分の霊にとって悪いことをすることになる。そして、もし、あなたがたがどこかの地に行き、そこへ歩き入るとき、もし彼らがあなたがたを受け入れ、彼らがあなたがたのもとに何か置いたなら、それを食べなさい。彼らの中に病人がいれば、癒しなさい。(食べて)あなたがたの中に入るものは、あなたがたを汚さないであろうから。むしろ、あなたがたの口(=心の思い)から出るものが、あなたがたを汚すであろう。」

 トマスの福音書は、イエスの言行録であり、記憶をとどめるためのメモのようなものです。このメモをもとに福音書が書かれたのではないかと感じられる15節です。