今日、自衛隊の幹部二人とお会いし、お話しました。アメリカとの集団的自衛権は、日本とは関係のないようなアメリカの戦争に自衛隊が駆り出されることになる。大変だと言っていました。関連法案は、日本とは関係のない人々に銃を向けることになるし、もうその訓練も始まっているんですね。そんなことを話したら、黙ってしまった。そして「自衛隊員になってもやめる人が増えている」と言う。防衛大を卒業しても、自衛官にならない者も増えたと言っていました。以前のような戦闘行為のないPKOや震災の救助なら胸を張って仕事できるのですが...ふたりの顔はとても暗く沈んでいました。この安保関連法案は、戦闘行為を認め、国連との協調ではなく、アメリカとの集団的自衛権を有効にする実質的な軍事同盟のためのものです。
しかし肝心のアメリカは、これから日本を守ってはくれそうもないようです。大統領候補のトランプ氏は、アメリカが尖閣などアジア太平洋地域に深く関与するのは得策ではないと言い、ヒラリー氏のファンドレイジングに全面的に協力しているのが中国(資金をもらい、中国寄りの政策をとる方向)です。どちらが大統領になっても、良いことはなさそうです。外交下手な日本だけが、利のない同盟を結び、日本の領土から遠く離れた戦場へ自衛隊員の生命を送るのでしょうか。
そこで、イエスは彼に言われた、「あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅びる。」マタイ26:52
イエスの言う通り、剣を持って殺しあうことは、「愛」と対極の「憎しみ」のスパイラルに入ることなのですね。
PS.以下の記事で、自衛官が辞めている理由がわかりました。われわれは、目を覚まさなくてはなりません。