神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

💚高度文明のゴール1 ~高次元の存在 2015.6.1FB改

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 1984年に発表された物理学の「超弦理論」が10次元時空間の存在を予測し、M理論に引き継がれ11次元時空間の存在可能性に発展しています。それはこの宇宙が楽器の弦のような揺らぎの中で作られていること。その波動によって震えていることを示唆しています。
 現時点では観測や実験事実を説明するまでには至っていませんが、宇宙の成り立ちから様々な現象まで説明できる基礎理論として研究が続けられ、われわれが認識できる4次元世界を超えた高次元があることがわかってきました。

 この高次元世界には、われわれの文明をはるかに超えた文明があります。それは神の文明です。そこでは、われわれが空想したものをSFXで映像にするように、考えたことが現実化する頂点とも言うべき高度な文明があります。それこそは文明のゴールであり、われわれが天国と呼ぶ神の文明社会であります。考えたことが即現実化するのですから、マタイ福音書の山上の垂訓のイエスの厳しい言葉の理由が分かるでしょう。「兄弟に対して怒る者は、裁判を受けなければならない。」「情欲を抱いて女を見るものは、姦淫したのだ。」

 天国に入るには、この世の心の基準では無理なのです。イエスが言うように心の思いを変えなければなりません。それは、仏教神道の修行で少し近づける方もいると思いますが、釈迦と同じで空しさを悟るまで(キリスト教では十字架の死までの体験)がやっとです。私が知る限りのお金集めばかりの新興宗教でいくらお話を聞いても修行に励んでも無理です。またお守りを持っていても、偶像を拝んでも無理です。なぜなら実在の神は、この世の物質界を大きく超えた次元に存在し、われわれを手に取るように見ており、われわれの理解や心の状態を瞬時に理解される方だからです。それは、三次元から二次元の絵を上から一瞬で見渡せるごとくに理解されるのです。その神が「義人はいない」とおっしゃっているのです。

 宗教のほとんどが悪霊による惑わしが入っています。救いや天国に入るためには、人間の努力や偶像崇拝では無理なのです。山上の垂訓のように怒りや情欲をすっかり聖化し、天国人の心を持たなければ、思ったことが現実化してしまう天国には居られません。周りの聖徒たちへも、その思いが瞬時に伝わってしまうのですから。

 心を聖化しなくては、天国に入れません。心を聖霊の火で聖めるしかないのです。偶像や人間的な修行では無理です。心を変えることができるのは、この高次元にいる実存に触れるしかないのです。その実存に触れ、その思いを、愛を感得し、一体となることで天を開くことができるのです。心に聖霊の火を迎えることで、祈りの中で主の臨在を求め、天を開いて天に入ることが可能になるのです。

 この高次元文明には、すばらしい力があります。それは、この三次元世界でもわれわれの思い(想念)を現実化してしまう力があるのです。聖書でもからし種ほどの信仰があれば、どんなことでもできる(マタイ17:20)と書いてありますね。

 「主は言われる『人はひそかなところに身を隠して、わたしに見られないようにすることができようか』。主は言われる、『わたしは天と地に満ちているではないか』。」(エレミヤ23:24)