出エジプト記3:14-15 原文直訳による
14❶Elohim said to Moshe,❷ I AM WHO ❸I AM(=Eh’yeh);
and ❹He said, Thus you shall say to the sons of Yisrael, ❸I AM (=Eh’yeh) has sent me to you.
15❶Elohim, furthermore, said to Moshe, Thus you shall say to the sons of Yisrael,
❺YHWH, ❻the El of your fathers, ❼the El of Abraham, the El of Yitschaq, and the El of Ya’aqob,has sent me to you. This is ❽My name forever, and this is ❿My memorial for ❾generation to generation.
この部分は、大変大切なところですので、原文に一番近い英訳(the Bayit haMashiyach website)を直訳で和訳します。
14❶エロヒムはモーセに言った、「❷わたしは、”❸わたしは在る”(=Eh’yeh)者だ」。また❹彼は言った、「このようにイスラエルの子らに言いなさい、『”❸わたしは在る”(=Eh’yeh)が、私をあなたがたのところへ遣わしている』」。
15❶エロヒムは、さらにモーセに言った、「このように、イスラエルの子らに言いなさい『❺YHWH、あなたがたの❻父祖のエル(神)、❼アブラハムのエル、イサクのエル、ヤコブのエルが、私をあなたがたのところへ遣わした』。これは❽永遠にわたしの名、これは❾世代から世代のための❿わたしの記念である。」
(the Bayit haMashiyach website英文訳を直訳)
ここは、出エジプト記で、モーセが神の名を尋ねた場面ですが、エロヒム(男性複数形)はこう答えた。 אֶֽהְיֶ֖ה אֲשֶׁ֣ר אֶֽהְיֶ֑ה (I AM WHO I AM)「❸わたしは、”わたしは在る”者だ」と。
❸”わたしは在る”とは、へブル語では、現在形、未来形(I will be)の両方に訳せます。
モーセが、燃える柴の中から聞いた神の声。その指示に対して、自分がイスラエルの民に何と言えばいいのか心配でした。それに対し、『”❸わたしは在る”(=Eh’yeh)が、私をイスラエルのところへ遣わしている』と言うように仰った。つまり、イスラエルの民のところへ行っても”わたしは在る”と言って、これからの未来にも、お前と共に”在る”のだと仰っているのです。
この”在る”と言うお方が、現在と未来の両方の意味を含んでいるとするならば、”今も在り、これからも在る者”と訳せるのです。そして、15節には❻❼でイスラエルの父祖のエル(神)であると言っています。つまり過去には、お前たちの父祖と共に”在った者”だということです。この14,15節で、❻❼過去❸現在❸未来に亘って”在る”お方であると示しているようです。
「昔いまし、今いまし、やがてきたるべき者」です。~どこかで聞いたことはないでしょうか。
黙示録4章に御座の前で4つの生き物が言っていた言葉です。ここに一致を見出せます。
「この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その翼のまわりも内側も目で満ちていた。そして、昼も夜も、絶え間なくこう叫びつづけていた、『聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、全能者にして主なる神。昔いまし、今いまし、やがてきたるべき者』。」(黙示録4:8)
過去、現在、未来に亘って永久不変に存在するお方。レーマを読み解く12でお伝えしたどこにでもおられる普遍的遍在性をお持ちのお方。そして、モーセの心細さに寄り添い「おまえの父祖から、今も、未来もずっと臨在する者だ」と、ありがたくも仰っていることが読みとれます。「時を超えて、空間を超えて、お前と共に在る」。なんという頼もしいお方。われらと共に臨在される、わがイスラエルの主YHWHよ。すべてはあなたに在り、時すらもあなたの手の中に在る。
われらと共に居てそのご臨在を大きく現してください、主YHWHに栄光あれ!ハレルヤ!
主イエス:「見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」マタイ28:20