神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

レーマを読み解く22 〜ともし火と🏺油2

マタイ伝25章の譬えから、再臨のときに用意すべき❶🔥ともし火と❷🏺油について調べていきましょう。

レーマを読み解く21では、❶🔥ともし火とは、「心を入れ替え立ち帰れ、天の王国は近づいた!」と荒野で叫ぶ殉教者❸バプテスマのヨハネの❶🔥火のような生き方。ふた心なく❹🔥単一の目で天を見つめる目。イエス=キリストの福音を証し、天父の栄光がありありと見えるような知恵と知識と預言の言葉や❺🔥聖い良い行ないを表す生き方。天の王国、天父の支配と御栄光を高く掲げて体現できるような生き方。暗闇にさ迷う世人が立ち帰れるような光を放つ生き方と学びました。

http://adonaiquovadis.hatenablog.com/entry/2018/07/08/012408

そして、❶🔥ともし火は、使徒行伝2:3〜4にあるように、❻聖霊に関係しています。

使徒行伝2章

2:3そして、❶🔥火のような舌が彼らに現れ、それが分かれて彼らめいめいの❼上にとどまった
2:4すると、彼らはみな❻聖霊で満たされ、その霊が彼らに語り出させるままに、さまざまな言語で語り始めた。(回復訳)

では、❷🏺油とは何でしょうか。聖書から、調べていきましょう。

マタイ伝25章

1その時、天の王国は、十人の処女が自分の❶🔥ともし火を持って、花婿を迎えに出て行くようなものである。
2そのうちの五人は愚かで、五人は思慮深かった。
3愚かな者たちは、❶🔥ともし火を持っていたが、❷🏺油は持っていなかった.
4しかし、思慮深い者たちは、自分の❶🔥ともし火と共に、器に❷🏺油を持っていた。
5さて、花婿が遅れている間に、❽みな眠くなって寝てしまった。
6真夜中に、『見よ、花婿だ! 彼を迎えに出よ!』と叫ぶ声がした。
7その時、処女たちはみな起きて、自分の❶🔥ともし火を整えた。
8ところが、愚かな者たちは思慮深い者たちに言った、『あなたがたの❷🏺油を少し下さい.わたしたちの❶🔥ともし火が消えそうですから』。
9しかし、思慮深い者たちは答えて言った、『わたしたちとあなたがたのためには、おそらく十分でないでしよう.それよりも、❾売る者たちの所に行って、自分のために➓買いなさい』。
10そこで、➓買いに出かけている間に、花婿が来た.そして、その用意のできている人たちは、彼と共に婚宴の中に入った。そして戸が閉められた。
11その後、残りの処女たちも来て、『主よ、主よ、開けてください!』と言った。
12しかし、彼は答えて言った、『まことに、わたしはあなたがたに言う.わたしはあなたがたを知らない』。
13だから、⓫目を覚ましていなさい.あなたがたは、その日、その時がわからないからである。(回復訳)

この譬え話での教訓は、「⓫目を覚ましていなさい」です。前後のマタイ24〜26章にも「⓫目を覚ましていなさい」が6回出てきます。

 

ここでは、十人の処女たち全員が❶🔥ともし火を持っていました。しかし、❽全員が寝てしまったとあります。全員の❶🔥ともし火の❷🏺油は、花婿が来るころには、消えかかっていました。しかし、思慮深い処女たちは、余分に❷🏺油を持っていました。愚かな処女たちは、❷🏺油がないので夜中に➓買いに行きます。しかし、その間に花婿が帰り、愚かな処女たちは、夜中に出歩いていたため、『わたしはあなたがたを知らない』と言われ、婚宴から閉め出されました。

賢い処女たちの譬え話では、予備の❷🏺油を用意しているかどうかが大切な分かれ道になります。この❷🏺油とは、❶🔥ともし火を継続して灯すためのものです。

 

❷🏺油について、出エジプト記や列王記では、以下のように書かれています。

出エジプト記25:6
❶🔥ともし火のための❷🏺油、❺聖別の❷🏺油と香草の香とに用いる種々の香料、

出エジプト27:20
あなたはイスラエルの人々に命じて、⓬オリーブを砕いて取った純粋の❷🏺油をともし火に用いるために持って来させ、❶🔥常夜灯にともさせなさい。

出エジプト28:41
これらの衣服を兄弟アロンとその子らに着せ、彼らに❷🏺油を注いで⓭祭司の職に就かせ、彼らを❺聖別してわたしに仕えさせなさい。

(新共同訳)

列王記上19:16
ニムシの子イエフにも❷🏺油を注いでイスラエルの⓮王とせよ。またアベル・メホラのシャファトの子エリシャにも❷🏺油を注ぎ、あなたに代わる⓯預言者とせよ。(新共同訳)

ここでは、❷🏺油を❶ともし火のため、❺聖別のための❷🏺油と書いてあります。

また、❶常夜灯にともすともし火のための❷🏺油は、⓬オリーブを砕いて取った純粋の❷🏺油としています。

そして❷🏺油を注ぐことで❺聖別し、⓭祭司、⓮王、⓯預言者とせよとあります。

 

また、ルカ伝4章では、主イエスがメシアとして❷🏺油塗られたとあります。

ルカ4章

4:17すると、預言者イザヤの巻物が彼に手渡された。彼は巻物を開いて、こう書かれている所を出された.
4:18『❻主の霊がわたしの❼上にある.彼が貧しい人たちに福音を宣べ伝えるように、わたしに❷🏺油を塗られたからである。彼はわたしを遣わして、捕らわれ人たちには解放を、盲人たちには視力が回復されることを告げ知らせ、圧迫されている人たちを解放して去らせ、
4:19主の受け入れる年、ヨベルの年を告げ知らせるのである』。(回復訳)

 

油には、⓭祭司、⓮王、⓯預言者の職に就かせるための❺聖別の大切な役割があります。また、主イエスは、❻主の霊がわたしの❼上にあるのは、貧しい人たちに福音を宣べ伝えるように、❷🏺油を塗られたからであると言っています。

❷🏺油を用意するとは、⓭祭司、⓮王、⓯預言者、メシアとして❺聖別されるように、❻主の霊が上にあることなのでしょう。

使徒行伝2章のように、❶🔥火のような舌が彼らに現れ、それが分かれて彼らめいめいの❼上にとどまったとあります。彼らはみな❻聖霊で満たされ、その霊が彼らに語り出させるままに、さまざまな言語で語り始めたのです。

❷🏺油とは、❻主の霊が上にとどまり、❻聖霊で満たされ、❻その霊が語り出させるままに、さまざまな言語で語る状態であること。

そして、❷🏺油塗りの目的は、貧しい人たちに福音を宣べ伝え、捕らわれ人たちには解放を、盲人たちには視力が回復されることを告げ知らせ、圧迫されている人たちを解放して去らせ、主の受け入れる年、ヨベルの年を告げ知らせることなのでしょう。❻聖霊によりそれが可能なのです。

❶🔥ともし火は、天賦の❷🏺油である❻主の霊が❼上にとどまり(❻聖霊を受けて、❻聖霊を❼上にする生き方で)、継続して燃え続けることが可能なのです。

〜つづく〜

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次はオリーブオイルについてです。

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