神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

ふさわしい礼拝場 〜それは密室?

「1時間でも、感涙の涙で歌う裸の心からの讃美と深いご臨在に浴していたいのです。その中で主から直に教えを受ける。そんな礼拝所を教えてください」と以前に記事にしましたが、最近以下のような、要請がありました。

「ハレルヤ そんな礼拝を捧げる場所は見つかりましたか? 私はずっとずっとそんな礼拝を捧げたいと思います。」というものでした。

さて、私は学生時代米国南部バプテスト派の教会で受洗し日本語部に所属していましたが、その後、教会が移転統合し改名、その後移転した教会を訪問しましたが、教会員名簿もなくなってしまい、在籍がわからないと聞きました。残念なことでした。

大学生の頃、関西で「いいなあ」と思った教会は、四条畷にあった福音教会(現 大阪神愛福音教会)でした。当時としては、革新的な礼拝をしていました。

関東では、実践的宣教活動や行動力のある証詞を聞きたくて大手町のマクヤの集会へ通うこともありました。また、パワフルな新宿シャロームの第三礼拝へしばらく通っていましたが、現在は、足の悪い母の関係でエレベータのある大きな教会へ通っています。

こちらの礼拝は、聖霊による臨在の深さがあります。どちらのエクレシアも聖霊は働かれ、異言や預言があり、活動的で、感動があり、涙が出るようなご臨在があります。

時間的な組み立てで考えると、讃美や祈りの時間が短い礼拝では、臨在が感じられる前に終わってしまいます。よくあるのは、週報に讃美が4〜5曲、祈りの当番なども書いてあるような礼拝です。形式を重視する礼拝では、臨在を感じる感覚が身につかずに、1時間以内に終わってしまいます。

イエスのご臨在を感じられるまで讃美を続け、皆で声を出して一斉に祈る教会があれば、その礼拝に何度か参加させて頂いたらどうでしょうか。

所属教会がなければ、インターネットなどでしらべ、ご自分に合った教会探しを何度も通ってみて選ぶべきです。

一番大切なのは、礼拝者本人の心や霊性が大切です。どこの教会でも、真心を持って礼拝すれば、ご臨在が来ます。かつて19世紀のリバイバリスト チャールズ・フィニーが紡績工場を訪問しただけで、何も語らないのに工員たちが涙を流し悔い改めたと言う話があります。

「フィニーはある日、紡績工場を訪問しました。糸を紡ぎ、はたを織る機械が並ぶ作業場にたくさんの女性がいましたが、特に二人の女性が目に入りました。彼女らは少し動揺したようですが、お互いに笑い合うことで感情をごまかしているようでした。フィニーは何も言わず、さらに近づいて行くと、一人はひどく震え出して糸を紡ぐことができなくなりました。その瞬間、工場内にいた女性たちが全員泣き出しました。その時までクリスチャンではなかった工場長は、それが神の時であることに気づき、仕事を中断させてひとり一人をキリストに導く機会を設けてくれました。小さなリバイバルが起こり、数日間続きました。この間に、この紡績工場全体のほとんどすべての人が回心しました。それがリバイバルの始まりとなり、地域の長老教会の記録によると、この地域で3,000人が回心したとあります。」

フィニー自身は、何も語らないのに、紡績工場の人が涙を流し回心する。誇張された話ではなく、現代でも霊的なキリスト教会に良く見受けられる現象です。ご臨在があれば、実際に涙が止まらなくなりますし、会衆も涙を流し心を探られるのです。それは、キリストとくびきを共にした人が、聖いご臨在を運ぶからです。

しかし、最高の礼拝は、主イエスが祈りについて語られたマタイ伝6章にヒントがあります。

マタイ6:6

あなたは祈る時、自分の密室に入り、戸を閉めて、隠れておられるあなたの父に祈りなさい.そうすれば、隠れて見ておられるあなたの父は、あなたに報いてくださる。(回復訳)

日々の密室での祈りが、深い礼拝であるべきです。回心のあとで、天の至福を感じられたら、天国を体感し、天国を買い取りましょう。

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ゲッセマネ:歩けなくなるほどの濃厚なご臨在を感じた場所です。心臓が張り裂けんばかりで、涙が止まらなくなり歩けなくなりました。もし、夜間にここで祈ったら、死んでしまうと思います。主イエスのお苦しみが、いかに大きなものかが、いや、そのお苦しみのほんの少しが伝わってきたなら、心臓が激しく動悸します。あぁ、おいたわしや、イエス様!あなた様のお受けになった盃は、まさにゲッセマネ、何とまあ重く心臓をすり潰す、張り裂けんばかりのものであったことか!!!