神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

❤️栄化への実践15 〜キリストとひとつに

レビ記23章より、

イスラエルの人々に告げなさい。 第七の月の十五日から主のために七日間の仮庵祭が始まる。 初日に聖なる集会を開きなさい。いかなる仕事もしてはならない。❶ 七日の間、燃やして主にささげる物をささげ続ける。❷八日目には聖なる集会を開き、燃やして主にささげる物をささげる。これは聖なる集まりである。あなたたちはいかなる仕事もしてはならない。 以上がイスラエルの人々を聖なる集会に召集すべき主の祝日である。あなたたちはこれらの定められた日に、燃やして主にささげる❸焼き尽くす献げ物、❹穀物の献げ物、❺和解の献げ物、❻ぶどう酒の献げ物をささげる。 このほかに主の安息日、主にささげるさまざまの献げ物、満願の献げ物、随意の献げ物がある。 なお第七の月の十五日、あなたたちが農作物を収穫するときは、七日の間主の祭りを祝いなさい。初日にも八日目にも安息の日を守りなさい。 初日には❼立派な木の実、❽なつめやしの葉、❾茂った木の枝、➓川柳の枝を取って来て、あなたたちの神、主の御前に七日の間、喜び祝う。 毎年七日の間、これを主の祭りとして祝う。第七の月にこの祭りを祝うことは、代々にわたって守るべき不変の定めである。 あなたたちは七日の間、⓫仮庵に住まねばならない。イスラエルの土地に生まれた者はすべて仮庵に住まねばならない。 これは、わたしがイスラエルの人々を⓬エジプトの国から導き出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを、あなたたちの代々の人々が知るためである。わたしはあなたたちの神、主である。」‭‭レビ記‬ ‭23:34-43‬ ‭(新共同訳‬‬)

⓫仮庵の祭り(スコット)は、過越祭(ペサハ)と七週の祭り(シャブオット)とともにユダヤ教三大祭の一つです。スコット(Sukkot)とはヘブル語で「⓫仮庵」のことで、ユダヤ人の祖先が⓬エジプト脱出のとき荒野で天幕に住んだことを記念し、祭りの間、⓫仮設の家スカー(仮庵)を建てて荒野の生活を子供たちに教えることも目的になっています。

旧約聖書レビ記では、祭りの際にイスラエルの地のユダヤ教徒成人男性は、エルサレム神殿へ巡礼することが要求されています。期間は、ユダヤ暦ティシュリ月15日からの7日間であり、 8日目に集会を開いて犠牲を捧げています。初日と8日目は安息日にあたり、仕事をすることは禁じられます。この祭りは、秋の収穫祭の側面ももちます。パレスチナ地方では秋は果物の収穫期であり、レビ記23:40によれば、「❼初日には立派な木の実、❽なつめやしの葉、❾茂った木の枝、➓川柳の枝を取って来て、あなたたちの神、主の御前に七日の間、喜び祝う」とあります。初日から7日間、みな⓫仮庵に住み、また毎日「焼き尽くす献げ物」(❸焼き尽くす献げ物、❹穀物の献げ物、❺和解の献げ物、❻ぶどう酒の献げ物)が献げられました。神殿崩壊以後は犠牲は行われていませんが、イエスの時代には、祭りの期間中、毎日シロアムの池からエルサレム神殿へ黄金の器で水を汲んで運び、朝晩二回犠牲の供え物とともに、⓭祭壇に水を注ぐ行事が行われました。ヨハネ伝7:38の「わたしの中へと信じる者は、聖書が言っているように、その人の最も内なる所から、⓮生ける水の川々が流れ出る」は、この行事と関連づけられた言葉です。

※仮庵祭の四種の植物を束ねたルーラブの写真です。

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仮庵祭では、四種の植物を束ねて、東西南北上下すべての方向に向けて振り、以下のように祝福を述べます。


Baruch atah, Adonai Eloheinu, Melech haolam,
asher kid'shanu b'mitzvotav v'tzivanu al n'tilat lulav.
Blessed are You, Adonai our God, Sovereign of all, who hallows us with mitzvot, commanding us to take up the lulav.

「わが神主よ、あなたに祝福がありますように、すべての主権者、私たちにルーラブを持ち上げるように命じ、戒律により私たちを聖める方。」

 

これら四種の植物が成長するためには、多くの水を必要とします。 ❽lulav(ナツメヤシ)は、水の多い谷で育ち、❾hadass(ミルトス)と➓aravah(川柳)は水源の近くで育ちます。❼ etrog(シトロン)も多くの水が必要です。これらの植物を束ね、あらゆる方向に向け振ることにより、ユダヤ人は来年のすべての植生のための豊かな降雨を祈ります。

 

ミドラッシュVayikra Rabbah 30:14より

ラビ・マニは、開きました。「 わたしのすべての骨は叫びます。 『主よ、あなたに並ぶものはありません。 』」詩編‬ ‭35:10‬ ‭

この詩は、ルーラブ(四種の植物)についてだけ述べたものです。
ナツメヤシの枝は人間の背骨に似ています。❾ミルトスは目に似ています。➓川柳は口に似ています。そして❼エトログ(シトロン)は心臓に似ています。 ダビデは言いました。「四肢のすべてで、身体全体を比べても、これらよりも偉大なものはありません。」

これは、「わたしのすべての骨が叫びます」を意味します。〜以上

 

四種の植物は、写真左から❼シトロン=心臓、❾ミルトス=目、❽ナツメヤシ=脊柱、➓柳=口という人間の各部分を表すと言われます。❼心臓、❾目、❽背骨、➓口は身体の重要な器官で、その重要な器官が『主よ、あなたに並ぶものはありません 』と讃美しながら、生ける水を慕い求めるのです。

 

栄化への実践1では、「❾霊眼を開く」ことについて説明しました。サンダー・シングは、天界へ昇ったとき、❾単一の目=霊眼について「天界では、肉眼によってではなく、❾霊眼によってものを見る。わたしは、この❾霊眼が、肉体を離れ去った後で、誰もが使うものであると言われた」と語っています。

また、栄化への実践7では、「➓異言(グローサ)について説明しました。敬愛する師は、次のように語りました。「神の御霊が人間に臨むと、人は変わって、“新しき人”となり、“➓新しき言葉(グローサ)”を語るに至る(マルコ16: 17)とあるが、この“➓異言"は、「神に語り、思想伝達するに最も適当な言葉である。自分にも他人にも不可解でも、霊に於いて神秘を語りつつ、自己の霊性を建設するに於いては、実に奇すしき霊修法となる」と、パウロはコリント前書14章の初頭に申しています」。

“➓新しき言葉(グローサ)”="異言"は、神に語り、思想伝達するに最も適当な言葉で、聖霊に➓口や舌が支配されて、発する言葉です。

❾霊眼と➓口(新しい言葉)は、天界を見、天界の主なる神と語るための大切な器官です。これに加えて、❼心臓、❽背骨(脊柱)を献げ、主に支配してもらうことで、キリストとひとつになって行くことが示されています。

それらは、ヨハネ伝7:38の「わたしの中へと信じる者は、聖書が言っているように、その人の最も内なる所から、⓮生ける水の川々が流れ出る」に関係してくるようです。

 

仮庵の祭りで四種の植物=四つの器官を献げるとは、どういうことでしょうか?経験とともに探っていきます。