神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

義と聖別と贖いとなられたイエス

第一コリント1章30節
「しかし、あなたがたがキリスト・イエスの中にあるのは、❶神によるのです.このキリスト・イエスは、わたしたちに至る神からの知恵、すなわち、❷義と聖別と贖いとなられました.」
〜フットノート❶
わたしたち信者が新創造として、キリストの中にあり、キリストの中で持つものは、すべて❶神からであって、わたしたち自身からではありません。わたしたちをアダムからキリストへと移して、キリストの中に置かれたのは神です。キリストをわたしたちに知恵とされたのは神です。

〜フットノート❷
キリストは、神の救いにおける三つの重要なものとして、神からわたしたちに知恵となられました。(1)義(わたしたちの過去のための)、それによって、わたしたちは神に義とされました。それは、わたしたちが霊において再生され、神聖な命を得るためです(❸ローマ5:18).(2)聖(わたしたちの現在のための)、それによって、わたしたちは魂において聖別されていきます。すなわち、わたしたちの思い、感情、意志において、彼の神聖な命によって造り変えられていきます(❹ローマ6:19、❺6:22).(3)贖い(わたしたちの将来のための)、すなわち、わたしたちの体の贖いです(❻ローマ8:23)。それによって、わたしたちは体において、彼の神聖な命によって変貌させられ、彼の栄光の様を持つようになります(❼ピリピ3:21)。わたしたちがこのような完全無欠の救いにあずかり、❽わたしたちの全存在―霊、魂、体―をキリストと有機的に一つにし、キリストをわたしたちのすべてとさせるのは、神からです。これは完全に神によるのであって、わたしたち自身によるのではありません。それは、わたしたちが自分自身の中でではなく、神の中で誇り、神に栄光を帰すためです。(回復訳より)

(1)義(わたしたちの過去のための)

❸ローマ:5:18  

「こういうわけで、一度の違犯を通してすべての人に罪定めが及んだように、一度の義なる行為を通して、すべての人に命の義認がもたらされたのです。」

(2)聖(わたしたちの現在のための)

❹ローマ:6:19  

「わたしはあなたがたの肉の弱さのゆえに、人の言葉で語ります。あなたがたは、自分の肢体を奴隷として不潔と不法にささげて不法に至ったように、今や自分の肢体を奴隷として義にささげて、聖別に至りなさい。」

❺ローマ:6:22 

「 しかし、今やあなたがたは罪から解放され、神の奴隷とされたので、聖別に至る実を持っており、その終局は永遠の命です。」

(3)贖い(わたしたちの将来のための)

❻ローマ:8:23

「そればかりではなく、その霊の初穂を持つわたしたち自身も、自らの内でうめきながら、子たる身分、すなわち、わたしたちの体の贖いを、熱心に待ち望んでいるのです。」

❼ピリピ:3:21 

「キリストは、万物を彼ご自身に服従させることができる彼の活動によって、わたしたちの卑しい体をも変貌させ、それを彼の栄光の体に同形化してくださいます。」(回復訳)

 

昨日は、受苦日でした。キリスト・イエスは、❷義と聖別と贖いになられました。

❽わたしたちの全存在―霊、魂、体―をキリストと有機的に一つにし、キリストをわたしたちのすべてとさせるのは、神からです。これは完全に神によるのであって、わたしたち自身によるのではありません。それは、わたしたちが自分自身の中でではなく、神の中で誇り、神に栄光を帰すためです。

 

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2021.4.2撮影