神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

💛重要)霊を見分けよ!~霊界参入に伴う危険について SS2

   東洋の聖フランシスコとよばれたインドの聖人サンダー・シングは、その著書「聖なる教え」の中で、祈りと瞑想(霊の働き)についてこのように語っています。

「喜悦に入る前には、天界の霊的言語によってではなく、この耳でいろいろな声を聞き、光を見たり、音楽が聞こえるということがよくあった。私は、これらがサタンとその他の邪霊によるものと見分けた。また鋭い針に突かれるような感覚もたびたびあった。光を見たといっても、真の光でなかった。このような経験が神によるものか否か識別するものが、心の中にある。声を聞くや否や、それがキリストの御声でないことがわかった。❶羊は飼い主の声を聞き分ける。私は、体が熱くなる経験もしたが、そこに❷歓喜がなかった。主に助けを求めて祈った。すると、熱やささやき、震え、チクチクする痛みは停止した。❸キリストに密なる生き方をしていないと、人は初歩の段階で容易にだまされる。ニセモノ宗教がおきるのは、その創始者が、実際にはサタンからのものであるのに、聖なる声が自分に話しかけてくると思い込んだからだ。」~以上「聖なる教え/天上界の幻/霊界参入に伴う様々な危険」より

 サンダー・シングは、社会にはびこるニセ宗教の原因をきちんと述べています。われわれもサタンの不思議な体験の伴う巧妙な語りかけに気をつけなければなりません。サタンや悪霊は90%の真実と10%のウソで霊界初心者をだますのです。ある宗教の教祖が憑依霊で語ったり、予言をして、それが90%当たっても信じてはなりません。サンダー・シングが初期に経験したように、悪霊の声に騙されている教祖が多く見受けられます。本人はいたってまじめですが、そんな悪霊やサタンにだまされていることがわかりません。自分だけしか聞こえないとか、自分だけには見えるというのは大きな勘違いです。だれでも少し瞑想すれば、聞こえますし、見えますし、感じ取れます。しかし、悪霊や邪霊(地縛霊、動物霊)の声が聞こえることが多いのです。そんな宗教は偶像(この世的な呪縛のため)を拝んだり金儲けにつながっていきます。そんな憑依や降霊術をする教祖を信じていると、10%のウソで大勢が地獄へ導かれることになります。古代の多くの修行者(リシ)もほとんどが騙されています。サリン事件の教団が無差別殺人を行なった理由は、裏に悪魔がいるからだとわかるはずです。しかし、スピリチャルな不思議なことがあるために、騙される人が出るのです。霊的盲目です。

霊を見分ける大切な鍵は、いくつかありますが、サンダー・シングは、ここで❸キリストに密なる生き方をしていると、❶主の声を聞き分けることができると言います。❷「天国の喜悦・歓喜」を感じるかどうかも大切な点だと言っています。❷喜びや❸聖なる臨在のない黙示だけの霊体験では、その出自は悪霊の場合が多くあるのです。注意しなければなりません。        

写真)サンダー・シング

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