〜サンダー・シングの話〜
「サンダー・シング、あなたの祈りのうち、嘆願はどれくらいの割合を占め、また聖なる交わりはどれくらいを占めていますか」
「回心して2,3年間は、特定の事柄をいつも願い求めていたが、今は神ご自身を求めている。果実のたわわに実った木があるとする。あなたは木の所有者のもとに行って、実を買うかもらうかしなければならない。毎日、1個か2個のみのために、こうして通い続けなければならないが、木そのものを所有できれば、実は全て自分のものになるだろう。それと同じで、神があなた自身のものとなれば、天地にわたるいっさいがあなたのものとなる。神はあなたの父であり、あなたにとっての全てであるから。そうでなければ、物乞いのように、出かけていっては何かをねだることになるだろう。それを使ってしまえば、またねだらなければならない。そこで、贈り物をねだらず、贈り物の与え手を求めることである。生命ではなく、生命の与え主を求めるのである。そうすれば、生命と生命に必要なもの全てが与えられる。祈りは物乞いではなく、神との交わり、神との語り合いである。高貴な友との交わりで人生は大きく変化する。ならば、計り知れないほど高位な方との交わりによって、我々の人生はどれほど大きく変えられることか!〜以上〜