神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

幼子のようになれ 〜サンダー・シングSS23

マタイ18章

18:1その時、弟子たちはイエスの所に来て言った、「それでは、天の王国ではだれが一番偉いのですか?」
18:2そこで、イエスは一人の小さい子供を呼び寄せ、彼らの真ん中に立たせて
18:3言われた、「まことに、わたしはあなたがたに言う.あなたがたが転機して小さい子供のようにならなければ、決して天の王国に入ることはない。
18:4だから、この小さい子供のようにへりくだる(私訳:偉ぶらない)者が、天の王国で一番偉いのである。
(回復訳)

サンダー・シングの話

【ある化学者とミルク】

    四年ほど前に、わたしは名高い化学者と対談していました。「聖書についてすべてを知るのはとても有益だ。その各部を分析することも」と彼は述べ、説明をするためにミルク瓶を手に取り、「さて、この中にどれほど多くの糖分、その他のものが入っているか」と、成分分析に入り、すべてを分析して見せました。満足気な彼に、わたしはいいました。「非常に興味深い。これに反対はできませんが、あなたの三歳のお子さんの方がずっと優れています。この子はミルクの分析はできない。しかし、それを飲み、体験からミルクが甘いことを知っているし、飲むことによって日々強い子に成長しているではありませんか。子供は、ミルクの成分は知らなくとも、大切なことを二つ知っています。ミルクは甘いということ、飲めば強く育つということです。あなたは、ミルクを分析しただけで、そこから何の恩恵も得ていないばかりか、ミルクを腐らせてしまっています」

 神の言葉を分析できる化学者は大勢います。「これはパレスチナのこと、これはギリシャのこと、等々」と彼らは語ります。彼らは、いろいろなやり方でそれについて沢山の事柄を解説してみせますが、霊的なミルクをけっして飲みません。彼らは分析するだけで、神の言葉を飲まないため、誘惑を克服するに十分な強さを得られずにいます。聖書の批判研究に大きな危険があるというのはこのためです。子供を抱いて「天国とはこのようなものです」と言われた主は、このことをよくご存じでありました。あなた方は、手に取って飲む子供のようでなければなりません。子供のような信仰を持つ人々は奇跡的な働きをしています。彼らは、聖霊の力に動かされ、他の人々の心を動かします。学者は頭をひねり、他人の頭を動かすことはできても、心を動かすことはできません。頭から出てくるものは頭にしか触れません。しかし、心から出てくるものは心に触れます。心の造り手である主は、人の心に触れるのです。そうなるのは、祈りの中で、主とともに静かな時を過ごすときです。そのときに、心はわれわれの主であり、王の王であられる方の座となります。そこにおいて、主は心の言葉で霊魂に語りかけ、多くの驚くべき事柄を啓示され、わたしたちは主の栄光を見、多くのことを理解します。このようなことは、霊的経験を通してのみ可能なのです。〜サンダー・シング〜

 

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