神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

世界は熱く燃える者を求める

救いとは、教義でない、聖書解釈でもない。どれだけメッセージを聞いても、語る者が燃えていなければ、コンバージョン(回心)は起こらないでしょう。キリストのパーソナルタッチ(人格的接触)が、人をコンバージョンさせることを福音書の中に見ることができます。キリストを伝える者が燃えていなければ、火は燃え移らないのです。以下の証詞から、まず、キリストの火に燃やされることが、鍵だとわかります。世界の人々は、熱く燃える者を見たいと思っているのです。

門脇さんの宣教の証詞をシェアさせてください。

https://www.makuya.or.jp/tv/022-kaishi/

 

1735年ジョン・ウェスレーは英国から米国ジョージアへ向かう途中、大西洋で大きな嵐に遭遇しました。ちっぽけな船が沈みそうになっているとき、この船に、モラヴィア兄弟団のグループが同船していました。ウェスレーは、この一団の人々が祈り、賛美し、聖霊による喜びにあふれている様子をずっと観察していました。
嵐はいよいよ恐ろしいほどの勢いで襲ってきたのです。ウェスレーは自分には死の用意ができていないことに気づき、彼は恐れ、何をすべきかわからない状態でした。しかし、彼にとって全く驚きだったのは、モラヴィア兄弟団の人々は、なおも喜びに満たされ賛美していたのでした。ウェスレーは奇跡的に航海を終えてから、モラヴィア兄弟団の宣教師の話を聞いて、第二の回心ともいうべき体験をしました。

回心後ウェスレーが始めたメソジスト運動は、聖書の信仰覚醒運動でした。モラヴィア兄弟団の聖霊の働きは、まさにこの地上人に天国を垣間見させ、世人を不思議に回心させる奇跡力でした。彼らの影響で、大嵐の船中で震えていたウェスレーは、火のように大胆に語る説教者に変えられました。

われわれが聖霊に満たされるとき、接する者たちに不思議な神の力を見せるものです。御霊の満たしと歓喜を持ってこの人生を歩めば、キリスト自らがわれわれを通して体現します。

伝える者が燃えていなければ、人々に火は燃え移らない。世界の人々は、熱く燃える者を求めています。

キリストのパーソナルタッチこそが、救いなのです。

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ジョン・ウェスレー像