神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

クリスマスは飲み会?

 世間では、クリスマスイブを聖夜と言い、街にはきれいなツリーが飾られ、ジングルベルが流れ、人々は飲んで騒ぎます。しかし、クリスマスは元来イエス・キリストの誕生を祝う日です。

 ルカ伝には、「彼らがベツレヘムに滞在している間に、マリヤは月が満ちて、初子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである」と記録されています。泊まる部屋がなく、羊やロバのいる家畜小屋でお産をし、飼い葉おけに寝かされたイエス・キリスト。最初のクリスマスは、そんな状態でした。

 以前の職場近くに厩舎がありました。そこからは、離れていても、悪臭がしてきました。当時の家畜小屋でも同じだったでしょう。家畜小屋をおとずれた東方の博士は、乳香、没薬(香料)を置いていきました。それは、悪臭を消すために乳香、没薬を焚かざるをえなかったからなのでしょう。

 ロマンチックなクリスマスではなく、生まれた時から、この世の苦しみや汚れ、泊まるところもない状況だったイエス・キリスト。「彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を知っていた。人が顔をそむけるほどさげすまれ、私たちも彼を尊ばなかった。 まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たちは思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと」。イザヤ書には書かれています。
 その生まれは臭い家畜小屋。その人生では「枕するところがない」と言っていました。そんなイエスは、生涯たくさんの癒しや奇跡を起こし、彼に民衆が従っていきました。

そのために、ユダヤ教の指導者たちに嫌われ、訴えられ、最期は、33歳で十字架刑を受け殺されました。

しかし、救い主のしるしとして、十字架刑の後、三日後に生き返り、500人を超える人たちに現れ、天に昇ったという記事があります。そのために、キリスト教が世界に広まったのでしょう。

 最初のクリスマスの後、この家族は、ヘロデ王にいのちを狙われて、首もすわっていない幼子を連れてユダヤからエジプトへ逃げて行ったのでした。

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