神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

再臨の警告 〜パウロの啓示

キリストの再臨については、いろいろな説があり、どれを信じて良いかわからないのが、現状です。

 

しかし、パウロは、第二テサロニケ2章で、「イエス・キリストの来臨と私たちが彼のもとに集まること(携挙)に関して欺かれてはなりません」と書いています。第二テサロニケ2章は、時代のしるしを示しています。


Ⅱテサロニケ2章

2:1さて兄弟たちよ、わたしたちの主イエス・キリストの❶来臨と、わたしたちが彼のみもとに集まることに関して、あなたがたにお願いします.

〜2章1節 フットノート❶来臨
ギリシャ語は「パルーシア」(parousia)で、「臨在」を意味します。Iテサロニケ第2章19節(Iテサロニケ2:19)のノート1とマタイ第24章3節(マタイ24:3)のノート3を参照。ここで二つの事柄が、扱われています。それは、主のパルーシア(臨在)と、わたしたちが彼のみもとに集まること(携え上げ)です。主のパルーシアは、勝利者が天の神の御座に携え上げられることで始まります(啓12:5―6)。そしてこの時代の最後の三年半、すなわち、最後の週(ダニエル9:27)の後半に起こる大患難(マタイ24:21とノート、啓11:2とノート4)の終わりに、主のパルーシアは空中に来て(啓10:1とノート2)、しばらくの間、続きます。それはその出現、すなわち「彼のパルーシアの出現」で終わります(8節.マタイ24:30とノート4)。主のパルーシアが空中にとどまっている間に、信者の大多数は携え上げられて、空中で主に会います(Iテサロニケ4:17)。文脈によれば、2節(2節)の「主の日」は、主のパルーシア(来臨)の日を言います。その時、信者の大多数が携え上げられます。3節(3節)は、その日が来る前に反キリストが現れて、大患難の中で大きな役割を演じることを、断定的に告げています(4節.啓13:1―8,12―15)。これは、主の空中への来臨(パルーシア)と、信者の大多数の携え上げが、大患難の前には起こり得ないことを、はっきりと明確に啓示しています。


2:2あなたがたは霊によってであれ、言によってであれ、わたしたちによるという手紙によってであれ、主の日はすでに来ているということで、早まって思いの中で動揺したり、驚いたりしないでください。
2:3だれからも、どのようにしても、欺かれてはなりません.なぜなら、まず❷背教が起こり、そしてあの❸不法の者、すなわち滅びの子が出現しなければ、それは来ないからです.

〜2章3節 フットノート❸不法の者
反キリスト。ダニエル書第7章20節から21節(ダニエル7:20―21)、24節から26節(ダニエル7:24―26)、第9章27節(ダニエル9:27)、第11章36節から37節(ダニエル11:36―27)、啓示録第13章1節から8節(啓13:1―8)、12節から18節(啓13:12―18)、第19章19節から20節(啓19:19―20)に預言されています。彼は不法の者となり、法律を変え、多くの人を徹底的に破壊し腐敗させ、神を冒とくし、人々を欺きます。ですから、主は彼を徹底的に滅ぼし、彼は滅びの子となります。


2:4この者は、神と呼ばれるもの、あるいは礼拝の対象であるものすべてに敵対し、またそれらを超えて自分を高く上げ、ついには❹神の宮に座して、自分自身を見せ、自分は神であると言います。

〜2章4節 フットノート❹神の宮
これは、マタイによる福音書第24章15節(マタイ24:15)の「聖なる場所」です。これは、主が再来される前に、神の宮が再建されることを示しています。

 

2:5わたしがまだあなたがたと共にいた時、これらの事をあなたがたに言ったことを、思い出さないのですか?
2:6あなたがたが知っているように、彼が自分の時になって出現するようにと、今、彼を阻止しているものがあります。
2:7なぜなら、不法の奥義が今や働いているからです.ただしそれは、今、阻止している者が取り除かれるまでのことです。
2:8その時、この不法の者は出現するでしょう(この者を、主イエスはご自身の口の息によって殺し、彼の来臨の出現によって滅ぼされます)、
2:9この者が来るのはサタンの活動にしたがってであり、あらゆる力としるしと虚偽の不思議を行ない、
2:10またあらゆる不義の欺きを、滅びていく者たちの間で行ないます.なぜなら、彼らは救われるために、真理の愛を受け入れなかったからです。
2:11それゆえ、神は惑わす働きを彼らに送って、彼らが虚偽を信じるようにとされたのです.
2:12それは、真理を信じないで不義を喜んでいたすべての者が、裁かれるためです。
 

Cさらに励ます――2:13―3:5
2:13しかし、主に愛されている兄弟たちよ、わたしたちは常にあなたがたのことを、神に感謝せずにはおれません.なぜなら、神が2初めからあなたがたを選ばれたのは、その霊の聖別と真理を信じることによって、救いへ至るためであるからです.
2:14彼はまたわたしたちの福音を通して、あなたがたをこのことに召し、わたしたちの主イエス・キリストの栄光を得させてくださるのです。
2:15ですから、兄弟たちよ、堅く立ちなさい.そして言によって、あるいはわたしたちの手紙によって、あなたがたに伝えられ、あなたがたが教えられた事をしっかりと守りなさい。Ⅱテサロニケ2:1-15(回復訳)

 

パウロは、まず❷背教が起こり、❸不法の者が、❹神の宮、つまり第三神殿に座して、自分自身を公に示し、自分は神であると宣言するまでは、イエス・キリストの❶来臨はないと語っています。

❷背教は、ヨーロッパやカナダ、アメリカですでに始まっていると思われます。すでに大艱難時代に入っているのかも知れません。

しかし、❹エルサレム神殿はまだできていません。

https://youtu.be/p-VJxcUqbK0
すると、9月26日から始まるヨベルの年に、来臨があると言うのなら、、、2023年9月までに第三❹神殿建設がなされ、❸不法の者がそこに座すことになるのでしょうか?

ヨベル→第三神殿建設→不法の者の出現→携挙

かなり、早い展開になってしまいます。

しかし、「主の日が来るのは夜中の盗人のようである」とは、思わぬときにその日がやって来るということでしょう。

第一テサロニケ5章

5:1なぜなら、あなたがた自身、主の日が来るのは夜中の盗人のようであることを、はっきりと知っているからです。
5:3人々が「平安だ、安全だ」と言っている時、陣痛が妊婦に臨むように、突然の破滅が彼らに臨みます.そして彼らは、決して逃れることができません。(回復訳)

我々は、夜中に盗人のように来られる方を、ともし火と油を用意して出迎えたいものです。

 

 

https://youtu.be/9Qw3vMfty_s

 

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