神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などにも学び、終末や現代社会の預言・聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

Ted Pike〜キリスト教徒の覚醒

ユダヤの宗教的・政治的影響を「隠された脅威」とし、キリスト教徒の覚醒を呼びかけたTed Pike(テッド・パイク)

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https://x.com/tedlogan1010/status/1966961345330638999?s=46

Ted Pike(Theodore Winston Pike)は、アメリカの保守派キリスト教牧師、作家、活動家です。1941年生まれで、主に反ユダヤ主義的な視点からシオニズムユダヤの影響力を批判する言論活動で知られています。彼はNational Prayer Network(国家祈祷ネットワーク)の創設者であり、ウェブサイトTruthTellers.orgを通じて長年にわたり記事やビデオを公開してきました。1980年代から活動を始め、特に1987年のドキュメンタリー『The Other Israel』で注目を集めました。この作品では、ユダヤの宗教的・政治的影響を「隠された脅威」として描き、キリスト教徒の覚醒を呼びかけています。

Pikeの言論は、極端で論争を呼ぶ内容が多く、反シオニズムや反ユダヤ陰謀論の文脈で引用される一方、ヘイトスピーチとして批判されることもあります。以下に、彼の主要な言論のテーマをまとめます。これらは彼の書籍、ビデオ、記事に基づくもので、しかし、今の世界を見ていると、あながち彼の言ってることが間違っているとは思いません。歴史的事実と彼の解釈を見てみましょう。

1. ユダヤ教とタルムード(Talmud)の批判

•  Pikeは、ユダヤ教聖典であるタルムードを「反キリスト教的で非人道的」と非難します。彼によると、タルムードはユダヤ人を優位に置き、非ユダヤ人(特にキリスト教徒)を差別・搾取する教えを含んでいると主張します。例えば、『The Other Israel』では、タルムードの引用を挙げてユダヤ人が非ユダヤ人を騙したり、害を及ぼすことを正当化する」と述べています。

私もずっとそう感じています。

•  彼はこれを「現代ユダヤ主義の根源」と位置づけ、キリスト教の聖書解釈を基に「イエス・キリストを否定する伝統」として攻撃します。書籍『Israel: Our Duty, Our Dilemma』(1980年代出版)では、ユダヤの歴史を「神の啓示を歪めたもの」と描き、読者にキリスト教の純粋性を守れ」と訴えています。

ユダヤ教自体は、2000年前から*アンチキリストなのです。彼らが悔い改めないならば、キリストが再び来られれば、また十字架刑を画策するはずです。

これを理解していない牧師や教役者が多いのには呆れてしまいます。

•  批評:これらの主張は、伝統的な反ユダヤステレオタイプを繰り返すとして、ユダヤロビーの息のかかったADL(反名誉毀損連盟)などからヘイトグループとして監視されています。一方、支持者からは「タルムードの隠された真実を暴く」と評価されます。 

タルムードを理解していない者たちには、その裏の闇は見破れないでしょう。

2. シオニズムイスラエルの影響力

•  Pikeの核心的なテーマは、シオニズムを「キリスト教イスラエルの不聖なる同盟」として批判することです。彼は、AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)などのロビー団体アメリカ政治を操り、米国民の利益を損なっていると主張します。1987年のビデオでは、AIPACの脅迫的手法(グローバル金融資本による政治家への圧力や資金援助の停止)を暴露し、「イスラエル批判を『反ユダヤ主義』として封じる陰謀」と警告しています。現実には、彼らと歩調を合わせることは、ガザのジェノサイドなど*アンチキリストにつながっています。

なぜなら、彼らはキリストの時代からクリスチャンを大迫害してきた連中なのです。彼らが悔い改めない限り、彼らはキリストの敵であり、弟子たちをヤッキになって探し、殺してきた使徒行伝時代のユダヤ教徒のままなのです。

•  書籍や講演『Zionism and Christianity: Unholy Alliance』では、シオニズムを「中東の平和を破壊する力」とし、キリスト教福音派イスラエルを無批判に支持するのを「聖書の誤解」と非難。ハザール理論(アシュケナジーユダヤ人が中東起源ではなく中央アジア遊牧民の子孫)を用いて、現代イスラエルを「偽のユダヤ国家」と位置づけます。

「AIPACの脅迫がアメリカの自由を脅かす」という彼の言葉が、現在の政治で現実身を帯びて議論されています。  

3. ヘイトクライム法と表現の自由

•  Pikeは、ヘイトクライム法や「反ユダヤ主義」定義を「思想犯罪の道具」と見なし、キリスト教徒の布教を制限するものとして反対してきました。2000年代の記事では、EUやカナダのヘイトスピーチ法を「ソ連式の抑圧」と比較し、アメリカでも同様の法が導入されると警告。National Prayer Networkを通じて、議会へのロビイングを続けました。

これは、日本の選挙で見られる「外国人ファースト」や「差別をやめろ」などの左派の戦略に影響を与えています。しかし、左派の心根は、都合の悪いものを平気で暗殺する悪意に満ちたものです。

•  彼の主張:これらの法は「ユダヤの影響下」で作られ、聖書の教え(例:イエスユダヤ指導者を批判した部分)を「ヘイト」として禁止する方向に向かっています。御言葉と逆の偏向した解釈をする者たちも多くいます。

2025年のX投稿でも、彼の過去の発言が「予言的」とされ、米国内の言論統制議論で見直され脚光を浴びてます。

4. キリスト教と救済の観点

•  Pikeの言論は常にキリスト教中心で、救済を「信仰のみ」ではなく「生涯の忠実さ」が必要とするプロセスとして解釈します。書籍では、ユダヤの影響を「霊的な闇」として描き、キリスト教徒に「イスラエル支持の誤りを悔い改めよ」と呼びかけます。

全体の評価と影響

Pikeの言論は、右派キリスト教圏や陰謀論コミュニティで支持を集めていますが、主流メディアやユダヤ系団体からは「反ユダヤプロパガンダ」として強く批判されます。例えば、QuoraやHenryMakow.comの議論では、彼のドキュメンタリーが「半分は事実だが、歪曲が多い」と指摘されています。   彼の作品はYouTubeInternet Archiveで視聴可能で、2025年現在も活発に共有され、イスラエルパレスチナ問題の文脈で再燃しています。

◾️ガザジェノサイドに見るキリスト教

ガザ自治区(Gaza Strip)のキリスト教徒コミュニティは、歴史的に古い起源を持ちながら、イスラエルパレスチナ紛争、封鎖政策、経済的困難により激減しました。2025年9月現在の推定に基づき、以下にまとめます。情報源は主にWikipedia、Al Jazeera、Catholic Churchの報告、Embrace the Middle Eastなどの信頼できる組織のデータです。これらの数字は推定値で、戦争の影響により変動が激しく、正確な公式統計は限定的です。2023年10月のガザ戦争開始以降、死者、避難、国外流出によりコミュニティはさらに縮小し危機的状況です。

◾️ガザのキリスト教徒激減

1948年のイスラエル建国時は約35,000人(総人口の約10%)いたクリスチャンは、現在の ガザだけの推定人口で約1,000人(ガザ総人口約220万人の0.05%未満)まで減少しました。これは2025年時点の最新推定で、ギリシャ正教会カトリックプロテスタントなどの宗派が主です。

ガザ地区では戦争により数百人が死亡・避難し、残りは主にガザ市を中心に集中しています。

•  戦争の影響: 2023年10月以降、イスラエル軍の攻撃で少なくとも3%が死亡しました。(例: 聖ポルフィリウス教会爆撃で18人、聖家族教会での狙撃で2人)。残りの多くが教会(聖家族教会や聖ポルフィリウス教会)に避難中です。カトリック信者だけでも2024年時点で約135人(総キリスト教徒約1,017人)と報告されています。本当に激減です。 経済的貧困、イスラエル軍による攻撃でコミュニティは「絶滅の危機」と形容されることがあります。

イスラエルユダヤ人たちに支援するなら、ガザの兄弟姉妹に支援すべきです。

◾️支援すべきガザのキリスト教組織

本当に支援を必要としているのは、悔い改めないユダヤ人ではなく、生命の危機にある真の兄弟姉妹です。

•  聖ポルフィリウス教会 (Church of Saint Porphyrius): ギリシャ正教会。ガザ最古の教会(5世紀起源)。2023年10月のイスラエル空爆で部分破壊され、18人のキリスト教徒が死亡。2025年現在も避難民を受け入れ、数百人がシェルターとして利用。主にギリシャ正教会の信者を対象。

•  聖家族教会 (Holy Family Church): カトリックローマ・カトリック)。ガザ唯一のカトリック教会で、学校を運営。2023-2025年の戦争で狙撃や空爆を受け、2人のカトリック女性が死亡。約650人のキリスト教徒が避難中。教育と慈善活動が中心。

•  ガザ・バプテスト教会 (Gaza Baptist Church): プロテスタント/バプテスト。唯一の福音派教会。2008年のイスラエル空爆で部分破壊。2007年に教会幹部が過激派に殺害される事件あり。図書館やアウトリーチ活動を実施。

•  Christian Mission to Gaza (CM2G): キリスト教宣教団体。食料、水、シェルター、教育支援を提供。創設者ハンナ・マサド牧師が主導し、1,000人以上のイラク・シリア難民も支援。2025年現在、戦争被害者への緊急援助を継続。

•  International Orthodox Christian Charities (IOCC): 正教会系。1997年からガザで活動。農業支援、経済開発、心理社会的ケアを提供。戦争中は食料・医薬品を配布し、数千人の子どもにトラウマケアを実施。

•  Catholic Relief Services (CRS): カトリック系。人道的支援(住宅修復、食料配布)。ガザの家族を対象に、2025年も現地パートナーと協力。

•  Aid to the Church in Need (ACN): カトリック系慈善団体。2025年に20万ドルの緊急援助をガザキリスト教徒に提供(食料、医薬品、燃料)。Latin Patriarchate of Jerusalemと連携。

•  Open Doors: 迫害されたキリスト教徒支援団体。パートナー経由で食料・燃料・冬物衣類を供給。トラウマケアプログラムを50人のキリスト教徒に実施。

•  Churches for Middle East Peace (CMEP): 米国の教会連合(22宗派)。ガザの平和・人権擁護を提唱。2025年も停戦を呼びかけ、支援活動。

•  Kairos Palestine: パレスチナキリスト教徒主導の運動。非暴力抵抗とボイコット(BDS)を推進。ガザのクリスマス・アラートで人道的危機を訴え。

•  その他: YMCA(キリスト教系、スポーツ・教育活動)、Al-Ahli Arab Hospital(アングリカン系病院、2023年爆撃で数百人死亡)。これらはキリスト教徒運営ですが、ムスリムも利用。

*古いデータなので、死者数はもっと増えていると思います。以前からキリスト教系の病院も空爆されていますから、心配です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%8F%E3%83%AA%E7%97%85%E9%99%A2%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250413/k10014778351000.html

https://www.kirishin.com/2024/07/27/67607/

https://www.bbc.com/japanese/articles/cgr97n2dxxzo

これらの団体は、教会を通じて連携し、戦争下で食料・医療・教育を提供。資金は国際寄付に依存し、イスラエル封鎖で物資入りが制限されています。ハマス支配下で一部差別が指摘されますが、ムスリムとの共存関係は比較的良好です。

まず支援すべきは、本当に困っているガザの人たちのために働く我々の兄弟姉妹なのです。

 

「律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」」
‭‭ルカによる福音書‬ ‭10‬:‭37‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/luk.10.37.新共同訳

キリストは、ユダヤの祭司やレビを退け、ユダヤ人に嫌われていたサマリア人の行為を見本とするように語ったのです。

これがキリストの御心です。