私の職場にくるフランス人が、河原でお花見をしながらバーベキューをしている日本人がいたが、できるなら私もバーベキューをやりたいと相談してきました。調べるとその河川では、直火でなくコンロを使えば可能なことがわかり、場所を伝えました。
しかし、先日、家族で小さなコンロを持参し、幼稚園の子とバーベキューに出かけると、自転車で通った人に、ここでは火を使ってはいけないと注意されたそうです。しかし、国土交通省のHPでは、バーベキューは出来ると書いてあります。きっと自転車の人がいい加減なことを言っただけだと伝えました。
世界の幸福度ランキングが発表されました。驚くのは、日本の順位が過去5年間下がり続けていることです。2019年は、隣国の台湾や韓国よりも低い58位でした。日本人が幸福でない原因の一つが、他人への寛容さ(92位)の低さにあります。細かなルールが多く、ちょっとしたことで文句をつける人が多いのです。間違ったことを偉そうに言って、他人の楽しいピクニックを台無しにする正義派きどりも同じ輩(ヤカラ)でしょう。他人の立場に立つ愛情より、ルールやマナーを第一にする人が多いのが、日本の幸福度を低くしているのでしょう。
地下鉄の中の注意書きに「あなたの音漏れ、みんなには雑音です」とあるのを見て、ニューヨーク在住の日本人は、「イヤホンの音漏れを気にしなきゃいけない国では、もう住めないかもしれない」と思ったそうです。歌ったり、踊ったり自由なニューヨークの地下鉄と比べ、あまりに偏狭な社会なのです。マナーや作法を大切にしすぎて、音楽をイヤホンで聴くという人権まで奪うのです。そう言えば、野宿生活者をイベントのために公園や路上から追い出したりする国や行政の人権意識の低さも同じだと感じます。この国には、律法学者やパリサイ人が多いのでしょう。
2019年の「幸福度ランキング」
驚くのは、過去5年間下がってきた日本の順位です。
2015年 46位
2016年 53位
2017年 51位
2018年 54位
2019年 58位
隣国の台湾や韓国よりも下位です。
ランキングは6項目を基準に作成され、日本は、①1人当たりの国内総生産(GDP)24位②社会的支援の充実ぶり50位③健康寿命2位④人生の選択の自由度64位⑤寛容さ92位⑥社会の腐敗の少なさ39位と幸福度の変化95位も出されました。日本は、人生の選択の自由度(64位)、他人への寛容さ(92位)が足を引っ張る結果となりました。
このうち自由度は「あなたは自分の人生で自分がすることを選択する自由に満足か不満か?」という質問への回答結果であり、寛容さは「過去1ヶ月の間でチャリティにお金を寄付したか?」という質問への回答結果と一人当たりGDPとの比較によって示されました。
日本は、かつてGDP世界第2位だったときがあり、そのころも、日本人の幸福感は低かったのです。がんばっても、がんばっても、幸福になれないなんて、何かがおかしいと思いました。
1位は2年連続フィンランドで、上位には福祉の充実した北欧の国々が並んでいます。
北欧諸国は社会保障が手厚く、質の高い教育をしていることで知られます。
日本と近似した順位の国名には驚きます。
54位 韓国
55位 エストニア
56位 ジャマイカ
57位 モーリシャス
58位 日本
59位 ホンジュラス
60位 カザフスタン
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こんな感想もありました。
私は日本の都会の通勤時間帯の電車が嫌いである。ただし単純な混雑だけが理由ではない。胃が悪いらしき病的な口臭やストレス臭を漂わせた人や、生気に欠けた暗い目をした人が極端に多く、不吉かつ異様な雰囲気が充満しているからだ。海外から帰国したり地方から上京した直後にこの手の電車に乗り、「スーツを着たゾンビ」さながらの集団を目にすると、生命エネルギーをゴリゴリと削られるような錯覚すら覚える。〜あるニートの話より
この国は、律法学者やパリサイ人が多く、人間の生存権や人間らしい生活を細かなルールで否定する者が多いのでしょう。沢山の律法学者やパリサイ人が福音を拒み、日本を天国から遠くしてしまっているのが幸福度を下げる理由なのでしょうか。