神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

トマスの福音書38 〜聖言を熱望した

継続してトマスの福音書を解説し、意訳しています。

38節

*Said-JS38 this: Many times did-you(pl)- become-desirous to-listen to-these-words, these which-I-speak them to-you(pl), and not-have-you(pl)-another-one to-hear-them from-his-hand. > ()some-da-ys will-come-to-be &-you(pl)(will)seek after-me; you-(pl)-will-fall not upon-me.

 

38直訳

JS38 イエスはこう言った:何回も、あなたたちは、❶これらの言葉を聞くのを熱望した、わたしがあなたたちにそれらを話すこれらの言葉を、そして、あなたたちは、それらを聞くために他の人を持ってなかった。いつの日か、あなたたちが❷わたしを捜すが、わたしを見かけなくなる。

 

マタイ伝13章に次のような箇所があります。

13:17まことに、わたしはあなたがたに言う.多くの預言者や義人たちは、あなたがたが見ている事を理解しようと願ったが、理解することがなく、あなたがたが❶聞いている事を聞こうと願ったが、聞くことがなかったのである。(回復訳)

また、ヨハネ伝7章には、次のようにあります。

7:32パリサイ人は、群衆が彼について、これらの事をささやいているのを聞いた.祭司長たちとパリサイ人は、下役たちを遣わして、彼を捕らえようとした。
7:33そこで、イエスは言われた、「わたしはまだしばらく、あなたがたと共にいる.その後、わたしはわたしを遣わされた方に行く。
7:34あなたがたは❷わたしを捜し求めるが、見いださないであろう.わたしのいる所に、あなたがたは来ることができない」。
7:35ユダヤ人は互いに言った、「わたしたちが彼を見いださないとは、どこへ行こうとするのだろうか? 彼はギリシャ人の間に散らされたユダヤ人の所へ行って、ギリシャ人を教えようとするのだろうか?
7:36『❷あなたがたはわたしを捜し求めるが、見いださないであろう.わたしのいる所に、あなたがたは来ることができない』と彼が言った❸この言は何だろう?」(回復訳)

 

 

❸の答えが、ヨハネ伝14章にあります。
14:16わたしは父にお願いしよう.そうすれば、彼はあなたがたに❹別の慰め主を与えて、いつまでも、あなたがたと共にいるようにしてくださる.
14:17それは❹実際の霊である.❺世は❹その方を受けることができない.それは、世が❹彼を見ないし、知りもしないからである.しかし、あなたがたは❹彼を知っている.❹彼はあなたがたと❻共に住んでおり、あなたがたの中におられるようになるからである。
14:18わたしは、あなたがたをみなしごのままにはしておかない.わたしはあなたがたに来る。
14:19もうしばらくすると、❷世はもはやわたしを見ない.しかし、❼あなたがたはわたしを見る.わたしが生きているので、あなたがたも生きるようになる。
14:20その日には、わたしがわたしの父の中におり、あなたがたがわたしの中におり、わたしがあなたがたの中にいることを、あなたがたは知るであろう。(回復訳)

 

❸の答えは、イエス・キリストが十字架の死と復活を経て、この世から去り、天に戻られることを示唆しています。その後、❹慰め主である聖霊を弟子たちに与えると言っています。

❹彼はあなたがたと❻共に住むと言っています。

❷世はもはやわたしを見ない.

❺世は❹その方を受けることができない.それは、世が❹彼を見ないし、知りもしないからである。しかし、❼あなたがたはわたしを見る.わたしが生きているので、あなたがたも生きるようになる。〜と言っています。

つまり、慰め主=実際の霊 =聖霊を受けることにより、❼あなた方はわたし=イエスを見ると言っているのです。

 

38意訳

JS38 イエスはこう言った「あなたたちは、何度も❶わたしがあなたたちに話すこれらの言葉を聞きたいと熱望した。そして、あなたたちは、他のだれかから、それらを聞くことはできなかった。いつの日か、(わたしは、挙げられ)あなたたちが❷わたしを捜すが、わたしを見ることができなくなる。」

〜このあとに、ヨハネ伝14章の言葉が続くようです。

(14:16わたしは父にお願いしよう.そうすれば、彼はあなたがたに❹別の慰め主を与えて、いつまでも、あなたがたと共にいるようにしてくださる.
14:17それは❹実際の霊である.❺世は❹その方を受けることができない.それは、世が❹彼を見ないし、知りもしないからである.しかし、あなたがたは❹彼を知っている.❹彼はあなたがたと❻共に住んでおり、あなたがたの中におられるようになるからである。
14:18わたしは、あなたがたをみなしごのままにはしておかない.わたしはあなたがたに来る。
14:19もうしばらくすると、❷世はもはやわたしを見ない.しかし、❼あなたがたはわたしを見る.わたしが生きているので、あなたがたも生きるようになる。)

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夕方のご臨在 〜不思議な星

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今、この星に生きているのだろうか。でも、この世に執着はない。この戦争や人殺しの好きな、煩わしいイヤな人間の世界に関わりたくない。この星に居ながら、天に生きたい。天に生きれば、とても気持ちが楽なのです。

テモテへの手紙二4章 18節
主はわたしをすべての悪い業から助け出し、天にある御自分の国へ救い入れてくださいます。主に栄光が世々限りなくありますように、アーメン。(新共同訳)

主はわたしをあらゆる邪悪な働きから救い出して、彼の天的王国へと救ってくださいます.その方に、栄光が永遠にわたってありますように。アーメン。(回復訳)

釈迦は、瞑想による行から絶対的な平安を得て解脱に至ったと考えられますが、自身の経験からこの世から離れる境地は、虚しいものであり、救いに至る前のひとつの段階でしかありません。キリストは、解脱のあとに来るもっとはるかに大切な境地、天的王国へ入ることを明示しています。ここに真の喜びに満ちた救いがあります。これをまず第一に求めていくようにキリストは言っているのです。

マタイによる福音書/ 06章 33節
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。

 

 

父の御心をさぐる3 〜永遠の命を得るために

ヨハネ伝6章より

28
彼らは彼に言った、「わたしたちは❶神のわざを行なうために、何をすべきでしょうか?」
29
エスは答えて言われた、「❷神が遣わされた者の中へと信じること、これが❶神のわざである」。

(❶神のわざ=❷イエスの中へと信じること)
30
彼らは言った、「わたしたちが❸見てあなたを信じるために、あなたはどんな❹しるしを行なわれるのですか? どんなわざを行なわれるのですか?

31

わたしたちの父祖は荒野でマナを食べました.『神は彼らに❺天からパンを与えて食べさせられた』と書かれているとおりです」。

(❺マナのような❸見て信じる❹しるしは?)

32
エスは彼らに言われた、「まことに、まことに、わたしはあなたがたに言う.モーセが天からのパンをあなたがたに与えたのではなく、わたしの父が、❺天からのまことのパンを与えてくださるのである。
33
❺神のパンとは、天から下って来て、世に命を与える者である」。

(❺神のパン=世に命を与える者)
34
彼らは彼に言った、「主よ、❺このパンをいつもわたしたちに与えてください」。
35
エスは彼らに言われた、「わたしが❺命のパンである.わたしに来る者は決して飢えることがなく、❻わたしの中へと信じる者はいつまでも決して渇くことはない。

(エス=❺命のパン。イエスに来る者は飢えない、❻イエスの中へと信じる者は渇かない)
36
しかし、あなたがたはわたしを見たのに信じない、とわたしはあなたがたに言った。
37
❼父がわたしに与えてくださる者はみな、わたしに来る.そしてわたしに来る者を、❽わたしは決して追い出しはしない。
38
なぜなら、わたしが天から下って来たのは、自分の意志を行なうためではなく、わたしを遣わされた方の❾みこころを行なうためだからである。
39
わたしを遣わされた方の❾みこころとは、彼がわたしに与えてくださったすべての者を、➓わたしが一人も失うことなく、終わりの日に復活させることである。40
わたしの父の❾みこころは、子を見て彼の中へと信じるすべての者が➓永遠の命を持ち、わたしが彼を終わりの日に復活させることである」。

(❾みこころとは、父がイエスに与えてくださったすべての者=子を見て彼の中へと信じるすべての者を、➓一人も失うことなく、終わりの日に復活させること)

**********
44
わたしを遣わされた❼父が引き寄せられるのでなければ、だれもわたしに来ることはできない.わたしは彼を、終わりの日に復活させる。

(❼父が引き寄せられるのでなければ、だれもわたしに来ない)
45
預言者の書に、『⓫彼らはみな神に教えられるであろう』と書き記されている。❼父から聞いて学んだ者はみな、わたしに来る。

(『⓫彼らはみな神に教えられるであろう』=エレミヤ31:34「それぞれ隣人とそれぞれ兄弟に教えて、『エホバを知れ』と言うことはない.まことに、彼らのうちの小さな者から彼らのうちの大きな者まで、彼らはみなわたしを知るようになるからであると、エホバは告げられる)
46
父を見た者はだれもいない.ただ神から来た者、彼が父を見たのである。
47
まことに、まことに、わたしはあなたがたに言う.➓わたしを信じる者は永遠の命を持つ。
48
❺わたしは命のパンである。
49
あなたがたの父祖は、荒野でマナを食べたが死んだ。
50
しかしこれは、天から下って来るパンであって、これを食べる者が、➓だれも死なないためである。
51
わたしは天から下って来た❺生けるパンである.だれでも❺このパンを食べるなら、➓永遠に生きる.

わたしが与える❺パンは⓬わたしの肉であり、世の命のために与えるものである」。

(➓イエスを信じる者は永遠の命を持つ。❺イエスは命のパンで、これを食べる者は➓だれも死なない.イエスが世の命のために与える❺パンは⓬イエスの肉)

52
すると、ユダヤ人は互いに言い争って言った、「どうしてこの人は、⓬自分の肉をわたしたちに与えて、食べさせることができるのか?」
53
エスは彼らに言われた、「まことに、まことに、わたしはあなたがたに言う.⓬人の子の肉を食べ、⓭彼の血を飲むのでなければ、あなたがたの内に命はない。
54
⓬わたしの肉を食べ、⓭わたしの血を飲む者は、➓永遠の命を持つ.わたしは彼を、終わりの日に復活させる。
55
⓬わたしの肉はまことの食物であり、⓭わたしの血はまことの飲み物である。

56
⓬わたしの肉を食べ、⓭わたしの血を飲む者は、❻わたしの中に住み、⓮わたしも彼の中に住む。
57
⓯生ける父がわたしを遣わされ、わたしが父のゆえに生きているように、⓰わたしを食べる者も、わたしのゆえに生きる。
58
これは天から下って来たパンである.父祖たちが食べて死んだようなものではなく、❺このパンを食べる者は➓永遠に生きる」。  

(⓬イエスの肉を食べ、⓭血を飲めば、内に命はある。⓬イエスの肉を食べ、⓭血を飲む者は、➓永遠の命を持つ.⓬イエスの肉はまことの食物、⓭イエスの血はまことの飲み物。⓬イエスの肉を食べ、⓭血を飲む者は、❻イエスの中に住み、⓮イエスも彼の中に住む。⓯生ける父がイエスを遣わされ、イエスが父のゆえに生きているように、⓰イエスを食べる者も、イエスのゆえに生きる)

**********

61
しかしイエスは、弟子たちがこのことをつぶやいているのを心の中で知って、彼らに言われた、「これがあなたがたをつまずかせるのか?
62
それでは、人の子が前にいた所へ昇るのを、あなたがたが見たらどうなのか?

(しるしを求めた弟子たちに対し、イエスの昇天のしるしを暗示)

63
⓱命を与えるのはその霊である.⓬肉は何の役にも立たない.わたしがあなたがたに語った⓲言葉(ῥήματα)は霊であり、命である。

(⓱命を与えるのはイエスの霊、⓬肉は何の役にも立たない.イエスが語った⓲言葉が霊であり、命である)
64
しかし、あなたがたのうちには信じない者がいる」。イエスは初めから、信じない者はだれであるか、ご自分を裏切ろうとしている者はだれであるかを、知っておられた。
65
エスは言われた、「こういうわけで、わたしはあなたがたに、父が与えてくださるのでなければ、❼だれもわたしに来ることはできない、と言ったのである」。(回復訳)

 

**要約**********

(❶神のわざ=❷イエスの中へと信じること)

(イエスは❺命のパン。イエスに来る者は飢えない、❻イエスの中へと信じる者は渇かない)
(❾みこころは、父がイエスに与えてくださったすべての者=子を見て彼の中へと信じるすべての者を、➓一人も失うことなく、終わりの日に復活させること)

(❼父が引き寄せられるのでなければ、だれもわたしに来れない)(『⓫彼らはみな神に教えられるであろう』)
(➓イエスを信じる者は永遠の命を持つ。❺イエスは命のパンで、これを食べる者➓だれも死なない.イエスが与える❺パンは⓬イエスの肉、世の命のために与える)

(⓬イエスの肉を食べ、⓭血を飲む者は、❻イエスの中に住み、⓮イエスも彼の中に住む。⓯生ける父がイエスを遣わされ、イエスが父のゆえに生きているように、⓰イエスを食べる者も、イエスのゆえに生きる)

(⓱命を与えるのはイエスの霊、⓬肉は何の役にも立たない.イエスが語った⓲言葉(ῥήματα)が霊であり、命である)

 

**結論**********

父の❾みこころは、父がイエスに与えてくださったすべての者=子を見て彼の中へと信じるすべての者を、➓一人も失うことなく、終わりの日に復活させること。➓イエスを信じる者は永遠の命を持つ。⓱命を与えるのはイエスの霊。イエスが語った⓲言葉(ῥήματαレーマpl)が霊であり、命である。イエスの霊が与える言葉(ῥήματαレーマpl)により命を得る。❻イエスの中に住み、⓮イエスも彼の中に住むことができる。⓯生ける父がイエスを遣わされ、イエスが父のゆえに生きているようになる。

『⓫彼らはみな神に教えられるであろう』とは、エレミヤ31:34の「それぞれ隣人とそれぞれ兄弟に教えて、『エホバを知れ』と言うことはない.まことに、彼らのうちの小さな者から彼らのうちの大きな者まで、彼らはみなわたしを知るようになるからであると、エホバは告げられる」〜という状態。これは、イエスの霊=聖霊によってもたらされる言葉(ῥήματαレーマpl)=sayings語りかけによって生きること。

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正義と公正はどこへ? 〜悪化するイスラエル

ユダヤ人の中にもデモに参加する"平和の人"がいます。このデモは、かつてインドでガンジーがしたような平和的なものです。しかし、イスラエル警察は、どんな行動をしているのでしょうか?全てのユダヤ人が政府の方針に賛成しているわけではありません。日本のキリスト教徒は、アの国の報道だけを鵜呑みにしないで、正義と公正さを大切にしなければいけません。

https://mekomit.co.il/ps/62530/

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ちょっと政治的かなぁ、でも、イスラエルの裏側がわかるかもしれません。

主イエスがマタイ伝で言われた言葉をそのまま言いたくなります。

マタイ12章 
6「言っておくが、神殿よりも偉大なものがここにある

7もし、『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』(ホセア6:6)という言葉の意味を知っていれば、あなたたちは罪もない人たちをとがめなかったであろう。 」(新共同訳)

マタイ23章

15「そうです。あなたがたのような偽善者こそいまわしいものです。たった一人の改宗者(ユダヤ教に転向する人)をつくるために、どんな遠くへでもせっせと出かけて行くが、結局その人を、自分より倍も悪い地獄の子にしてしまうのです。」

23「パリサイ人、ユダヤ教の指導者たち。あなたがたは偽善者です。自分の畑でとれる、はっかの葉の最後の一枚に至るまで、実にきちょうめんに十分の一をささげているのに、律法の中ではるかに大切な正義と思いやり、信仰はおろそかにしています。もちろん十分の一はささげるべきですが、もっと大切なことをなおざりにしては何にもなりません。

24自分の目が見えないのに、他人の手引きをしようとする者たち。あなたがたは、小さなぶよは気にして取り出しながら、大きならくだは丸ごとのみ込んでいるのです。」(リビングバイブル)

※新約の恩恵を受けた我々は、古い考え方から脱却しなければなりません。西洋のキリスト教国が行なってきた過ちは、まさに彼らがまだ旧約の呪われた世界から脱却できずにいることを示しています。無抵抗のイエスを殺したユダヤ教の祭司たちと同じです。

https://hbol.jp/166985