神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

圧倒的な愛に涙が止まらない ~もう一つの群れの情動

今日の講演は、驚くべきものでした。もう一つの群れに、こんな方がおられるとは。ハワイ モロカイ島のダミエン神父のようにはいきませんが、ハンセン氏病に真正面から取り組む日本人が今もいるとは思いませんでした。写真とともにそのボランティアの働きを紹介してくれました。涙が出ました。

イザヤ書58章のように、主の栄光が後ろからついてくるのです。

「わたしが選ぶところの断食は、悪のなわをほどき、くびきのひもを解き、しえたげられる者を放ち去らせ、すべてのくびきを折るなどの事ではないか。

また飢えた者に、あなたのパンを分け与え、さすらえる貧しい者を、あなたの家に入れ、裸の者を見て、これを着せ、自分の骨肉に身を隠さないなどの事ではないか。

そうすれば、あなたの光が暁のようにあらわれ出て、あなたは、すみやかにいやされ、あなたの義はあなたの前に行き、主の栄光はあなたのしんがりとなる。」イザヤ58:6-8(口語訳) 

かつて、敬愛する師は、身体が溶け出し、膿の匂いのするハンセン氏病患者の施設へ通い、福音を伝えました。師は、顔の溶け崩れた患者を抱擁し、顔と顔をつけるくらいに彼らを愛したのです。一般人は感染を恐れ、施設に近寄ることもしなかった当時、師は、そんな恐れを持っていなかったと証詞から聞いています。

これは、宗教ではないのです。これは、キリスト教でも仏教でもない。天国人の愛の情動による自然な行為なのです。そして、今日講演をお聞きした方も同じです。目の前にいる手足も溶け落ち「殺してください」と言う患者を放っておけずに、愛のゆえに、何とかしようと手を伸べるのです。愛の情動に、いてもたってもいられず何とか救おうとするのです。そこに道徳や戒律はありません。心に刻まれた愛があるのです。涙が出ます。これは、宗教や信仰ではないのです。「あなたの義はあなたの前に行き、主の栄光はあなたのしんがりとなる」のです。愛の献身は、それくらい尊いものなのですね。そんな方々が、実際にこの世界にはいます。

主イエスの話したことは、この世的には理解しづらい、まるで向こうの世界の内容です。しかし、天国人に会うと、この内容が真実であり、宗教や信仰のたぐいではないことがわかります。この宇宙を越えた高次元の文明を持つ「神の文明」の真実を語っているだけなのです。この高次の文明で生きるためには、その住人たちと同じような霊性、魂、心、人格が必要です。特に、無意識の中で愛の情動により動く人が、そこで暮らす資格を持ちます。知識や訓練や修養や信仰心ではない。天国人に触れ、天国人になることです。天国人に出会うと、自然と涙が出てくるのです。不思議です。御国の霊に触れることで、人はコンバージョンします。

「またわたしには、この囲いのものではない◉他の羊もいる.わたしは彼らをも導かなければならない.彼らはわたしの声を聞く.こうして一つの群れ、一人の牧者となる。」ヨハネ10:16(回復訳)   ◉は、異邦人を指すと言われます。

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ミャンマーでの取り組み 認定NPO法人 アジアチャイルドサポート