アフガニスタンで活動するペシャワール会の中村哲師が銃撃されたと、ナンガルハル州の警察が伝えた。主よ、中村哲医師の生命を守りたまえ!
追伸
残念です。中村師は、天に召されました。師は一粒の麦となり、アフガニスタンを変えていかれるのでしょう。
NHKニュースより
12/04 16:33
アフガニスタンで、長年、農業用水路の建設など復興に携わってきた医師の中村哲さんが4日、東部ナンガルハル州を車で移動中に何者かに銃撃され、病院で手当てを受けていましたが、死亡しました。
アフガニスタン東部ナンガルハル州の警察などによりますと、福岡市のNGO、「ペシャワール会」の現地代表の医師、中村哲さんが現地時間の4日午前、日本時間のきょう午後、ナンガルハル州の州都ジャララバードを車で移動中に、何者かに銃撃されました。
中村さんは、けがをして病院で手当てを受けていましたが、病院関係者や地元の当局者によりますと、その後、死亡が確認されたということです。
地元の警察などによりますと、同乗していた運転手や警備員など5人も死亡したということです。
中村さんは、アフガニスタンで、長年、農業用水路の建設など復興に携わってきました。
現場となったアフガニスタン東部は、イスラム過激派の活動が活発な地域で、最近では、反政府武装勢力タリバンに加え、過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織が台頭し、治安が悪化していました。
事件の発生を受けて、タリバンは声明を出し、「今回、ジャララバードで起きた事件について関与を否定する。日本のNGOは、われわれの土地でこれまで復興支援に取り組んできており、攻撃の対象にしたことは一切ない」として、犯行への関与を否定しました。
タリバンが事件の発生後、速やかに関与を否定した背景には、長年、農業用水路の建設などに携わり、アフガニスタンの人たちに高く評価されている中村さんを襲撃すれば、かえって世論の反発を招きかねないという懸念もあったものとみられます。