早朝の主の祈りの中で、「われらを、悪より救い出したまえ」の対象を、全人類として祈っていた。全人類とすることで、今も憎しみの中で戦争をし、人を殺す者たちのことを含めた。神を信じず、キリストの救いを知らない者たちの責任もある~自分の祈りの足りないことへの悔い改めとともに祈った。するとその悪しきものに動かされている者たちの家族や祖先にあたる諸霊や地獄にいる諸霊までが、その祈りを支持していることがわかった。
それは、キリストの十字架の御業に、自分たちの家族や子孫を救ってほしいと願う者の心が一致したのだということも示された。
あぁ、死後苦しみ、アブラハムのふところにいるラザロに、一滴の水を乞うた金持ちのような諸霊がいる。家族を救ってほしいと願っている者たちがいる。
彼らは、われらの祈りを聴いている。
「主の祈り」の力を、その大切さを毎回の祈りの中で実感している。
ルカ16章
23そして黄泉にいて苦しみながら、目をあげると、アブラハムとそのふところにいるラザロとが、はるかに見えた。
24そこで声をあげて言った、『父、アブラハムよ、わたしをあわれんでください。ラザロをおつかわしになって、その指先を水でぬらし、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの火炎の中で苦しみもだえています』。
25アブラハムが言った、『子よ、思い出すがよい。あなたは生前よいものを受け、ラザロの方は悪いものを受けた。しかし今ここでは、彼は慰められ、あなたは苦しみもだえている。
26そればかりか、わたしたちとあなたがたとの間には大きな淵がおいてあって、こちらからあなたがたの方へ渡ろうと思ってもできないし、そちらからわたしたちの方へ越えて来ることもできない』。
27そこで金持が言った、『父よ、ではお願いします。わたしの父の家へラザロをつかわしてください。
28わたしに五人の兄弟がいますので、こんな苦しい所へ来ることがないように、彼らに警告していただきたいのです』。