申命記28の呪いとは、
今日、罹災された知人宅を見舞いました。台風19号の洪水で罹災した町を見て、申命記28章の呪いを思い浮かべてしまいます。
「あなたは、今日わたしが命じるすべての言葉から離れて左右にそれ、❶他の神々に従い仕えてはならない。 しかし、もしあなたの神、主の御声に聞き従わず、今日わたしが命じるすべての戒めと掟を忠実に守らないならば、これらの呪いはことごとくあなたに臨み、実現するであろう。 あなたは町にいても呪われ、野にいても呪われる。 籠もこね鉢も呪われ、 あなたの身から生まれる子も土地の実りも、牛の子も羊の子も呪われる。 あなたは入るときも呪われ、出て行くときも呪われる。
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「主はあなたの地の雨を埃とされ、天から砂粒を降らせて、あなたを滅ぼされる。 主は敵の前であなたを撃ち破らせられる。あなたは一つの道から敵を攻めるが、その前に敗れて七つの道に逃げ去る。あなたは地上のすべての王国にとって恐るべき見せしめとなる。
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主は、あなたをあなたの立てた王と共に、あなたも❷先祖も知らない国に行かせられる。あなたはそこで、❸木や石で造られた他の神々に仕えるようになる。 主があなたを追いやられるすべての民の間で、あなたは驚き、物笑いの種、嘲りの的となる。 畑に多くの種を携え出ても、いなごに食い尽くされて、わずかの収穫しか得られない。 ぶどう畑を作って手を入れても、虫に実を食われてしまい、収穫はなく、ぶどう酒を飲むことはできない。 オリーブの木があなたの領地の至るところにあっても、実は落ちてしまい、体に塗る油は採れない。 あなたに息子や娘が生まれても、捕らわれて行き、あなたのものではなくなる。 あなたのどの木も土地の実りも、害虫に取り上げられる。 あなたの中に寄留する者は徐々にあなたをしのぐようになり、あなたは次第に低落する。 彼があなたに貸すことはあっても、あなたが彼に貸すことはない。彼はあなたの頭となり、あなたはその尾となる。 これらの呪いは、ことごとくあなたに臨み、付きまとい、実現して、ついにあなたを滅びに至らせる。あなたの神、主の御声に聞き従わず、命じられた戒めと掟とを守らなかったからである。」申命記 28:14-19,24-25,36-45 新共同訳
申命記が書かれたと言われる2700年前、「❶他の神々に従い仕えてはならない」と言われたユダヤ人の中には、その戒めを守らず、❷先祖も知らない国に行かせられ、そこで、❸木や石で造られた他の神々に仕えるようになると言われた者たちがいました。
❸木や石で造られた他の神々に仕えている民族とは、随分原始的に思えてきますが、どこの国のことでしょうか。
アフリカやヨーロッパ、中東には、❸木や石で造られた他の神々に仕えている民はいないようです。
アジアでは、21世紀の今も、インドのヒンズー教やネパール、東南アジア、日本の仏教、神道でも木や石を拝む習慣があります。特に日本では、馬の頭からゾウリまでありとあらゆる偶像があり、何を拝んでいるかわからないで手を合わせている人が多いのが残念です。
申命記の時代に、❷先祖も知らない国に行かせられ、そこで、❸木や石で造られた他の神々に仕えるようになり、あらゆる呪いを受けると言われた者たちがどこへ行ったのでしょうか?
相次ぐ日本の災害を目の当たりにすると、偶像崇拝を嫌われる天の神が、偶像を拝む者を呪い、ありとあらゆる災いで罰しているようにも思えます。
この世の偶像に心を残している状態では、死後天国へ昇ることもできないので、神が十戒の最初に厳しく戒めています。
また、自分の大切にするこの世の偶像が心を占めていれば、神の霊はあなたの心に入れません。
地上に偶像があれば、人は天国に昇れずに地上でその偶像に呪縛されてしまいます。
この世の偶像が、死後に天に昇ることをさまたげてしまいます。不幸なことです。この世の中にそういった像を拝む宗教がたくさんあるのは、サタンの仕業です。
申命記28章が日本人のことを言っているように、思えてならないのは、私だけでしょうか。
呪いを避けるため、木や石でなく、神道の祖も信じていたキリストの神をきちんと見出すことが大切なことです。
「なぜなら、あなたの宝のある所に、あなたの心もあるからである。」マタイ6:21(回復訳)
http://adonaiquovadis.hatenablog.com/entry/2016/04/12/031634