神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

イスラエル国民は戦争反対

◼️イスラエル一般国民は、戦争反対だ!

大規模な反ネタニヤフ抗議が勃発。
10万人以上のイスラエル人がテルアビブで、また他のイスラエルの都市でも数千人が政府による停戦合意の遅延に抗議し、ネタニヤフ首相の辞任を求めている。

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https://l.smartnews.com/m-4pbj1/xVGwWK

パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘を巡り、イスラエル国内で1日、イスラム組織ハマスとの停戦合意や拉致された人質の解放を求める大規模デモがあった。8月31日にガザで人質6人が遺体で見つかり、イスラエル国内ではネタニヤフ首相の停戦交渉の進め方に不満が高まっている。

 「戦争をやめろ」「(救えなかった)私たちを許してほしい」。1日、商都テルアビブの中心部には約30万人が集まり、人質の早期解放を求めた。

 夫が人質で、自身もハマスに一時拘束されたアビバ・シーゲルさん(63)は「ネタニヤフ氏が人質を見殺しにした」。ITエンジニアのオル・セラさん(46)は「最も大切なのは人質の生還だ。ネタニヤフ氏は選挙で負けることを恐れて戦争を続けている」と非難した。

 今回、遺体で見つかったのは、20~40代の男女6人。イスラエル軍が発見する直前に殺害されたとみられる。イスラエル紙ハーレツによると、6人のうち3人は、今回、停戦が成立すれば第1段階で解放される予定だった。

◼️エジプト境界の駐留

 反発の背景にはネタニヤフ政権が8月29日の閣議で、ガザとエジプトとの境界地帯に軍の駐留継続を決めたことがある。武器の密輸を防ぐ目的とされたが、難民支援や難民の脱出を困難にしている。ハマスは猛反発し、停戦交渉が停滞する原因になってきた。

◼️きな臭いイスラエル内政

 一方、イスラエルのガラント国防相は「人質の命を犠牲にしてまで、駐留を優先させることは道義的に恥ずべきことだ」として、政権内で唯一決定に反対。人質の遺体発見後には「今すぐ、境界地帯の駐留の決定を撤回すべきだ」とX(ツイッター)に投稿した。

◼️ガザ侵攻の経緯

ジャーナリスト曽我太一さんのX記事より

▼各種世論調査では、イスラエルでは10月7日以降、ほぼ一定して、約7割の国民がネタニヤフは首相を辞任すべきだと回答。さらに、国民の半数が、ネタニヤフが自身の政治的目的のために、戦争を終わらせるつもりがないとも考えている。
▼人質家族の団体のうち最大のHostage and Missing Families Forumはイスラエルの所与の政治的分断のため、基本的には"非政治化"に努め、「ネタニヤフ批判」は慎んできたが、戦争長期化に伴い、徐々にネタニヤフに対する批判を強めてきた。

<今回のトリガー>
▼ネタニヤフは8月30日の閣議で、停戦交渉でも争点となっている「フィラデルフィ回廊」から撤退しないことを決議。決議には、ガラント国防相のみが反対し、「首相は人質を殺すことだってできる」と叫んだ。モサド長官ですら「この決定に論理性はない」と懐疑的。
▼フィラデルフィ回廊からの撤退否定は、停戦交渉の決裂に直結し、生存している人質も解放されないことを意味する。
▼同決議は、ネタニヤフが人質解放交渉に応じるつもりがないことを意味し。決議を受け、Hostage and Missing Families Forumは、「ネタニヤフは人質を捨てた。ついに事実となった。この国は揺るがされることになるだろう」と声明。
▼時を同じくして、ガザ地区で殺害された6人の遺体が収容され、いずれの人質も司法解剖の結果、軍が発見する直前に殺害されたものと見られている。人質家族団体は更なる声明を出し、「停戦交渉への署名の遅れが、今回の死、そして多くの人質の死に繋がった。ネタニヤフに求める。隠れるのをやめろ。人質を見捨て続けていることへの説明をしろ」と政権の対応を糾弾。社会全体にゼネストを訴える。
イスラエル最大の労組ヒスタドルートもゼネスト敢行を協議。人質家族団体とも面会予定。労組のゼネストとは別に、すでに個人商店などは閉店を早め、抗議デモに参加するよう呼びかけ、社会の怒りが政権に向きつつある。
▼2023年3月にもイスラエルでは、ゼネストがあった。これはネタニヤフが進める司法制度改革に国防相ガラントが反対を表明したため、ネタニヤフが更迭を発表。しかし、政治的理由のために国防相を更迭するなどもってのほかなど、大規模な抗議デモが呼びかけられ、ヒスタドルートなどがゼネストを敢行。社会は麻痺。この混乱を受けて、ネタニヤフはガラント更迭を見送ることとなった。

 

https://x.com/soga_taichi/status/1830231576375886097?s=46

◼️国民の気づき

悪魔的なジェノサイドとアラブ諸国を巻き込むネタニヤフの戦争計画の非道は、国民から大きな反発を受けている。イスラエルが全部同じだと考えてはならない。ユダヤ人が全部悪魔の手下だと考えてもならない。しかし、イスラエル政権の中に巣食う悪魔は、今だけ金だけ自分だけの貪欲な一部の連中に確かに潜んでいる。

キリストは、今のイスラエル政権を含めて、人間の教え(パン種子)を優先するユダヤ人を批難したのだ。

「そこで、ファリサイ派の人々と律法学者たちが尋ねた。「なぜ、あなたの弟子たちは昔の❶人の言い伝えに従って歩まず、汚れた手で食事をするのですか。」 イエスは言われた。「イザヤは、あなたたちのような偽善者のことを見事に預言したものだ。彼はこう書いている。 『この民は口先ではわたしを敬うが、 その心はわたしから遠く離れている。 ❶人間の戒めを教えとしておしえ、 むなしくわたしをあがめている。』 あなたたちは神の掟を捨てて、❶人間の言い伝えを固く守っている。」 更に、イエスは言われた。「あなたたちは自分の❶言い伝えを大事にして、よくも神の掟をないがしろにしたものである。 モーセは、『父と母を敬え』と言い、『父または母をののしる者は死刑に処せられるべきである』とも言っている。 それなのに、あなたたちは言っている。『もし、だれかが父または母に対して、「あなたに差し上げるべきものは、何でもコルバン、つまり神への供え物です」と言えば、 その人はもはや父または母に対して何もしないで済むのだ』と。 こうして、あなたたちは、❶受け継いだ言い伝えで神の言葉を無にしている。また、これと同じようなことをたくさん行っている。」 それから、イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた。「皆、わたしの言うことを聞いて悟りなさい。 外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、人の中から出て来るものが、❸人を汚すのである。」 更に、次のように言われた。「人から出て来るものこそ、❸人を汚す。 中から、つまり❷人間の心から、悪い思いが出て来るからである。みだらな行い、盗み、殺意、 姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、 これらの悪はみな中から出て来て、❸人を汚すのである。」」
‭‭マルコによる福音書‬ ‭7‬:‭5‬-‭15‬, ‭20‬-‭23‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/mrk.7.20-23.新共同訳

正統派ユダヤ教徒に対して、キリストは批難している。

❶人間の戒めを教えとしておしえ、 ❶受け継いだ言い伝えで神の言葉を無にしている。

※❶「人間の戒め」とは、現代のタルムード(奴らの口伝律法)を指すのだろう。奴らは、タナハよりタルムードの都合の良い箇所を優先している。

❷ 人間の心から、悪い思いが出て来る〜みだらな行い、盗み、殺意、 姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、 これらの悪はみな ❷人間の心の中から出て来て、 ❸人を汚すのである。

ネタニヤフは、正統右派と言って、さも宗教的には熱心なように見える。しかしキリストは、それらの裏を見抜いている。実際は、陰謀と、盗みと、殺意と、貪欲と、悪意と、詐欺に満ちている。そして、宗教的熱心を看板にする奴らのやっている事は、最も宗教的にやってはならない大量殺人である。そこに神の教えた高次の愛は、もはやない。

奴らは❶人間の戒めを教えとしておしえ❷ 人間の心から、悪い思いが出て来る。 みだらな行い、盗み、殺意、 姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別に満ちているではないか!そこに❷人の心の汚れがある。 ❸人を汚す詐欺的ワナがある。

我々は、自分の心を清く保つためにも、奴らに加担してはならない。イスラエル国民の中には、ネタニヤフの悪事に腹を立てているまともな心ある人たちもいるのだ。

自分の心を清く保つことこそ、天国へ行くための鍵なのだ。天国(高次元の神の国)では、ミサイルも銃も爆弾も必要ない。

 誰かが、憎しみや貪欲や悪意を持って天国に入れば、もはやそこは天国ではなくなるからだ。

キリストは、最も弱く、脆弱に見える「愛」という天の武器しか持たずこの世界に来た理由が、ここにある。

彼は、ユダヤ教指導者たちに殺されたが、その後彼の教えは全世界に広がり、福祉や医療、社会保障の礎となった。 処刑されたひとりの青年から、今ではキリスト教徒の人口はおよそ22億人にまで広がったのだ。

そして、旧約から一貫して最も大切な戒めとして、神が示した掟が、キリストの言葉からわかる。

「「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」 イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』 第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』 律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」」
‭‭マタイによる福音書‬ ‭22‬:‭36‬-‭37‬, ‭39‬-‭40‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/mat.22.37-40.新共同訳

それは、高次元の天で生きる者が、必ず身につけなければならない高次の「愛」。

彼の伝記である福音書(新約聖書)からは、彼が一貫して語りたかった真実が見える。悪に対する姿勢も見える。そして的確な未来預言と人類への忠告が語られているのだ。

我々は、彼の標準、最も大切にした「愛」を基準にして、この終末の事象を見極め対処して行かなければならない。