神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

Spiritual Quontientこそ人間の判断基準

◾️WHOの「スピリチュアル」な健康

1998年から世界保健機関WHOの執行理事会では、同機関設立憲章前文にある健康の定義を修正しようという発議が過去4回ありました。すなわち「健康とは単に疾病または病弱であるということにとどまらず、身体的physical、精神的mental、社会的socialに完全にウエルビーングwell-beingな状態をいう」という健康の定義に「スピリチュアルspiritual」を追加すべきかどうか議論されてきたのです。このスピリチュアル・ヘルスとは明確な定義がされているわけではありませんが、概ね生きる目的や意味を認識したり、ありのままの自分を受け入れたりする健康のことを言います。

私は、知性を判別するIQ(知能指数)や エモーションを判別するEQ(感情指数)だけで人は判別できないといつも思っていました。そして、完全にウエルビーングwell-beingな健康状態をつくるのに一番大切な部分は、 スピリチュアル・ヘルスだと考えます。

それで新たな指標 「SQ」(Spiritual Quontient 霊的指数)の必要性を考えたのです。

◾️SQ:Spiritual Quontient(霊的指数)

WHOが健康の定義に加えたい「スピリチュアル・ヘルス」は、「概ね生きる目的や意味を認識したり、ありのままの自分を受け入れたりする健康」ということですが、私的には、 スピリチュアル・ヘルスは、「良心に従って思考し、行動して生きているという心の安定」のことだと思います。

心は、自身の最深部にある「霊」に影響を受けます。また、「霊」は傷つきやすくピュアな存在です。

「霊」と言うと日本人は幽霊みたいな得体の知れない恐れを発想しますが、ここで言う「霊」とは全く別物です。

聖書の「霊」とは、「神の息」や「神の霊」であり、生命のモトと考えます。 また、それは、日本語の「良心」と言っても良いでしょう。

「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に*命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」
‭‭創世記‬ ‭2‬:‭7‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/gen.2.7.新共同訳

*「息」は「霊」とも訳せる。

「SQ」(霊的指数)とは、心の奥底、最深部にある霊魂の状態を測る指標であり、古くからある人間の心を計る価値の一つの概念です。

SQは、「良心」や「神の霊」の指標となるでしょう。

AIが発展して、人間の存在意義が問われる現代。IQやEQではなく、今後、このSQこそが人間の価値基準となると思います。知性や情動ではなく、どれだけ創造主と同じ「良心」があるか?これが人間の価値になる時代が来ると考えています。今こそSQが必要だと考えるものです。

個々の思考や行動は、自身の最深部にある霊から影響を受けます。

今だけ金だけ自分だけの人間は、霊(良心)を傷つけて、 霊(良心)が死んだ状態と言えます。

彼らがいかにIQが高く、行動的でEQも高いとしても、 今だけ金だけ自分だけの人間は、死と破壊をもたらし、戦争や疫病を流行らせ、この世界の憎しみの連鎖を起こしているのです。

彼らは、霊的に死んだ状態で、悪い存在の影響を受けやすくなり、精神面でも健康を損ないます。

心の奥底、最深部にある霊魂が死んでしまえば、そのうち人殺しや嘘や詐欺に無感覚になるからです。 彼らは最低のSQであり、それは、情緒面や知性にも影響を与え、人間としての最も大切な価値(SQ値)は、かなり低くなってしまいます。

 

バイデンやカマラなどを見てもスピリチュアルな良心の部分がかなり低いと感じます。SQが下がると自己の欲に従って生きるため、他人のことや理想について考えることを止めてしまい、 刹那的になり、目前の利権や金や自分の欲だけを考えるようになります。

そうなると、獣のように自身の欲にしか従えず、SQ(霊性)だけでなく、IQ(知性)をも下げてしまうのです。まさに餓鬼そのものに転げ落ちるのです。

そのため彼らは息を吐くように嘘をつき、賄賂や裏金をポッケに入れ、人を欺き、悪さを繰り返して、他に罪を着せたりします。

トラップ(罠)を仕掛けて対立する人を貶めたり、暗殺したり、金のために戦争をしかけたり、疫病を流行らせたりするのです。

奴らは、だれが何人死のうがオカマイなしです。

〜聖書では、こういうことを罪と言います。罪は、心の深層部の霊を傷つけ、SQを下げます。

SQの低い人は、天国に入るに値しないのです。なぜなら、彼らは、自分の欲のために人を貶めたり、人を殺したり、人をいじめたりするのですから、天国に彼らが入れば、そこはもはや天国ではなく、地獄と化すのです。 今だけ金だけ自分だけの人間は、霊(良心)を傷つけて、 霊(良心)が死んだ状態になり、つまりは自身の霊魂を汚して、地獄に行くのです。

今の破廉恥な政治家やアメリカの悪魔的な罪人をSQで測れるなら、かなり低い人格崩壊者(パラノイア)だとわかります。SQ値の数値化や詳細は、まだ確立されていませんが、SQの観点を身につけていれば、奴らに騙されずに済むのでしょう。

奴らの被害を受けるのは、いつも純粋で素直なSQ値の高い人ばかりです。

日本人は、特にSQ値の視点を基本に政治家を選び、人物や集団のSQを見て外交、経済交渉をすべきです。今まで日本は、鎖国を解いて以来、いつも騙され続けてきました。

アフリカ人は、自分たちの先祖が奴隷として売られた時から、白人に対する疑いをいつも持っていました。そのため、彼らはコロナ騒動でのワクチンを信じなかったり、いち早く使用を止める国がありました。彼らは、正解でした。

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世界には、ユダヤ金融マフィアや左翼グローバリストに代表されるSQの低い連中(共産主義には「霊-良心」の概念すらない)がたくさんいて、平気で悪さをしています。ワクやウクやガザの人殺しを見ていると、奴らは「地獄」を作るのが得意な魂です。それは、奴ら が「地獄」に行くに値する魂だと言うことです。

アメリカでもバイデン政権で「地獄」が実現しているでしょう。

◾️SQの基本「霊的」とは?

キリスト教会で「霊的」という言葉を聞くことがあります。スピリチュアル「霊的」とはどういうことなのでしょうか。

日本人は、「霊」と言えばいつも幽霊のことを思い出し、背筋が寒くなる思いをするかもしれません。しかし、これは日本人が、死霊や悪霊しかイメージできないからです。また、イタコや霊媒のような死霊と交わるような輩がたくさんいたのも原因だと思われます。

このような意味で、日本人は、霊的には、その存在に対する理解や判断力がかなり低い民族だと思われます。

確かに、新約聖書にも「悪霊」が出てきて、キリストがそれを追い払う場面があります。

しかし、 新旧約聖書には、違う意味での「霊」と言う言葉がたくさん出てきます。それは、日本人のイメージする霊とは全く違うものであります。

これから説明する三つの霊については、日本人には聞いたこともないことだと思います。

◾️創造主から分与された「ネシャマーとルアッハ」

人間の命の根源であり、創造主から人に分与された生命を、(訂正)創世紀では、「ルアッハ」(霊、息)ではなく、 נְשָׁמָה「ネシャマー」(息、神の霊)と言っています。アダムは、もともと命の霊として神の息(神の霊)を受けたと書いてあります。

「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息(神の霊、ネシャマー)を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」
‭‭創世記‬ ‭2‬:‭7‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/gen.2.7.新共同訳

つまり、霊と言っても神からの霊(生命の息吹)が、創世記の最初に出てくるのです。

本当は、訳さずに「ネシャマー」と外来語にしてしまう方がいいと思います。

また、アダムが罪を犯してからは、人の生命は、「ネシャマー(神の霊)」から分離され「ルアッハ(人の霊)」と表現されるようになりました。

 

「主はわたしに言われた。「霊( רוּחַ ルアッハ)に預言せよ。人の子よ、預言して霊に言いなさい。主なる神はこう言われる。霊よ、四方から吹き来れ。霊よ、これらの殺されたものの上に吹きつけよ。そうすれば彼らは生き返る。」 わたしは命じられたように預言した。すると、霊が彼らの中に入り、彼らは生き返って自分の足で立った。彼らは非常に大きな集団となった。」
‭‭エゼキエル書‬ ‭37‬:‭9‬-‭10‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/ezk.37.9-10.新共同訳

エゼキエル書では、霊を全てルアッハと表現しています。それは、人間が罪を犯した時点で、人間の内側から神の霊が去っていったということでしょう。

本当は、「ネシャマー」「ルアッハ」と、もともとの単語のままに使う方がいいと思います。

なぜなら、日本語訳聖書では、三つの言葉を全て「霊や息」と訳しているが、それぞれに違うニアンス(意味)があるのですから。それでも、日本人には霊魂についての詳しい概念がないので、わかりにくいと思います。すべて「霊」と訳しては、私も間違えてしまいます。

以下に説明してみます。

◾️ 「霊魂」の三つの階層

ハシディズムでは、人間の霊魂にはいくつかの階層があり、その魂や霊の階層について説明しています。

 

a.ネフェシュ: 魂、体に一番近いところ、生命エネルギーを供給する、最下層の目覚め、意志、願い、善いことも悪いことも考えるところ。

ネフェシュ(魂)の修復のためには、良い意志を持つ必要あり、ルアッハ(霊)を臨在させる椅子となる。良い魂にはルアッハが宿る。

b.ルアッハ: 人間の霊的・精神的側面、ネフェシュ(魂)とルアッハ(霊)が修正されたなら、ネシャマー(神的霊魂)が宿る。

c.ネシャマー: 神的霊魂、天の霊、人にある神の姿としての部分、人間を神につなげる部分を持つ。ルアッハ(霊)は、ネシャマー(神的霊魂)を臨在させる椅子。ネシャマーは、すべての中で最も深く隠されたもの。

 

アビシャル・ハルシェフィー博士が、蝋燭に喩えて説明をしています。

蝋燭の火のように、芯(身体)に近いところから、上に向かって、aネフェシュ(体に近い 魂、意志、願い)、bルアッハ(霊、人間の精神的霊的側面)、cネシャマー(霊魂、天の霊)があり、全てが揃って全き人となると語っています。
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聖書では人間を「肉的」と「霊的」とに分けることがありますが、 aネフィッシュとは、その肉体に近い部分であります。

端的に言うと、動物の欲求や願い、生存本能、自分の意思に近い心の部分です。

bルアッハは、人間の心の中の精神に近い部分です。それは深層心理に近く、自分の意思や願い、欲求からも影響を受けます。また、自分自身ではないものからも影響を受けるのです。それは上の高次元の天界の創造主であったり、下の低次元の我欲や動物的な欲求に引っ張られたりします。

bルアッハは、創造主から与えられた生命の霊ですが、注意すべき事は、上からも下からも影響を受けやすい傾向があります。

今だけ金だけ自分だけの 我欲や動物的な欲求に aネフィッシュ(心)がイッパイの人は、その自分勝手な心に近い悪霊、死霊(地縛霊)が同調して近寄ってくるのであります。また、悪い霊から影響を受けるのです。

 bルアッハが不安定になると、不調をきたすこともあります。なぜならbルアッハは、創造主からいただいた生命の源であるので、 bルアッハが悪いものから影響を受けると病気になったり、身体を壊したりします。

cネシャマー(神的霊魂、神の霊)は、天界から与えられる神の霊です。人間の自我が形成する心には、最初から備えられてないものです。全く別の人格とも言える神の霊です。

アダムは、罪を犯す前には、神と共にエデンに住んでいました。それは、アダムの心の内にネシャマー(神の霊)が共にいたということです。

 

今だけ金だけ自分だけの生活を送ってきたSQ値の低い aネフェシュだけで生きる者には、理解することも不可能なことば cネシャマー(霊魂、神の霊)なのでしょう。

新約聖書では、 aネフェシュだけで生きるそのような者を霊的に死んだ者といいます。

霊的にSQ値の高いところやSQ値の高い人々と交流するならば、cネシャマー(霊魂、天の霊)を少しは感じることができるでしょう。 逆に霊的にSQ値の低いところやSQ値の低い人々と交流するならば、悪霊や死霊に同調しだし、影響を受け、悪寒が出たり、気持ちが悪くなったりするでしょう。日本人の口寄せやイタコなどの死霊と交わる者たちは、まさにこのような状態です。

それとは逆に、新約聖書では cネシャマー(霊魂、天の霊)について、キリストが示し、「聖霊バプテスマ」として説明されています。

多分、一般人には簡単には理解できないでしょう。天界の霊(キリスト)とつながることによって、人間は全き者になります。

博士は、aネフィッシュ bルアッハ cネシャマーの全てが揃って全き人となると語っています。まさに、その cネシャマーを天より享受されることがこの聖霊バプテスマなのだと私は思っています。その驚くべき体験は、天からの圧倒的なエネルギーと喜びの充満であります。これは体験したものでしかわかりません。

◾️新約聖書聖霊について

「知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた❶聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。」
‭‭コリントの信徒への手紙一‬ ‭6‬:‭19‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/1co.6.19.新共同訳

「わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。 この方は、❷真理の霊である。世は、❷この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたは❷この霊を知っている。❷この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。」
‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭14‬:‭16‬-‭17‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/jhn.14.16-17.新共同訳

「どうか、御父が、その豊かな栄光に従い、その霊により、力をもってあなたがたの❸内なる人を強めて、 信仰によってあなたがたの心の内に❹キリストを住まわせ、あなたがたを❺愛に根ざし、❻愛にしっかりと立つ者としてくださるように。」
‭‭エフェソの信徒への手紙‬ ‭3‬:‭16‬-‭17‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/eph.3.16-17.新共同訳

聖霊❷真理の霊❹キリストは、 天界からのcネシャマーであり、 ❸内なる人 bルアッハを 天界のcネシャマーと合致させます。それは、 aネフィッシュにも影響を与え、全き人格を作るのです。その本質は、 ❺愛に根ざし、❻愛にしっかりと立つ全き人を形造るのです。

内なる人の形成には、かなり深いところの勉強が必要となります。そこらのキリスト教会に行って会得できるかどうかは、わかりません。「霊的な教会へ行く」とは、この程度のことを説明できる教会へ行くということですが、ここで大切なのは、キリストがこの世界に来た目的です。それは、「聖霊を受けよ」なのです。

キリストの言葉

「そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」
‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭20‬:‭22‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/jhn.20.22.新共同訳

聖霊を受ける体験が、何よりも近道になると思います。そのような教会を探して行きましょう。

◾️SQによる判断

話がかなりスピリチュアルになってきましたが、全き人になるために大切なのは、霊的な心の進化です。全き人とは、 ❺愛に根ざし、❻愛にしっかりと立つ心を持つ人間です。

霊的な天界につながるような崇高な人が、 すべての宗教はもちろん、政治、経済、行政、司法に必要です。この乱れた暗い世界で、ろうそくの炎のように、世の光となる全き人を探し、政治、経済、行政、司法、宗教界のリーダーとして推していくことが大事です。そのために、SQ値を使うことが有効だと考えます。

IQやEQがどんなに高くとも、このSQと言う概念が低く、今だけ金だけ自分だけの連中は、良い実を結びません。排除していくべきです。

なぜならば、今だけ 金だけ自分だけの連中には、地獄は作れても、天国は作れないからです。

❺愛に根ざし、❻愛にしっかりと立つ人でなければ、どんなにIQやEQが高くても、この日本も世界も地獄になるのです。

今の世に、そのような地獄を作り出すSQ値の低いリーダーがいっぱいいるのが残念でなりません。わかるでしょう。

SQの数値化は、まだ確立されていませんが、品性や利他かどうかでも判断ができます。どうぞ人間の判断基準として意識していただければ、幸いです。

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「また、イエスは言われた。「ともし火を持って来るのは、升の下や寝台の下に置くためだろうか。燭台の上に置くためではないか。 隠れているもので、あらわにならないものはなく、秘められたもので、公にならないものはない。」
‭‭マルコによる福音書‬ ‭4‬:‭21‬-‭22‬ 新共同訳‬
https://bible.com/bible/1819/mrk.4.21-22.新共同訳