神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

世界は今ID論だ!進化論はもう古い

世界では、インテリジェント・デザイン(ID)論が主流となっているが、日本人は進化論という古典を未だ信じている人が多い。しかし、世界の流れは進化論ではなくなっている。進化論は、もう古いのです。

 

インテリジェント・デザイン(intelligent design)とは、生物や宇宙の構造の複雑さや緻密さを根拠に、「知性ある何か」によって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたとする理論。
 
『宇宙・自然界にみられる精巧さや複雑さは機械的・非人称的な自然的要因だけではすべての説明はできず、そこには「デザイン」すなわち構想、意図、意志、目的といったものが働いていることを科学として認めよう』という理論です。

創造論インテリジェント・デザインは似ているがやや異なっています。創造論は、クリスチャン(やムスリムなど)が聖書(やクルアーンなど)を信じ「聖書は神ヤハウェの言葉であり、聖書の記述は全て正しい。創世記に書かれている天地創造や生命の創造に関する記述も正しい。よって宇宙も地球も地球上の生命もすべて神ヤハウェによって創造された」と信じて自然を眺める考え方です。

それに対してインテリジェント・デザインは、まず自然の領域を積極的に観察することから出発し、生命の中に精妙さ、高度さがあることを認め、驚嘆し、そこから「こんなに精妙なことは自然に起きるはずがない。だとすると、地球上の生命は知能の高い設計者によってデザインされたはずだ。

この精妙さは、知能ある何かが関与した証拠だ」という推論を行い結論に達するという考え方です。よって、両者は思考のスタートが異なっているが、生命は誰かによって設計されたという点で同じ結論に至るのです。

 

創造主の存在について話すと、日本人は進化論を持ち出し、進化論があたかも全てのように考える進化論信者が多い。しかし、世界の流れは進化論ではなくなっています。進化論は、もう古いのです。

科学が発展した21世紀でも、人類は、未だ有機物から生命を作り出すことができません。ましてや、複雑な生命体を、既存の生命細胞に頼らずに作り出すことなど全くできません。自然に偶発的に生命の誕生があったというなら、科学で有機物から生命体を作ってみよ。条件をそろえても、単細胞生物一つすらそこには出現しないのです。

 

つまり、今の人間の科学力くらいでは、生きた細胞をひとつも作れないのです。そんな、精緻な生命体が偶発的に自然発生したとは、現代の科学からも信じられないし立証できないのです。

 

私は、昨年、ある実験をしました。鉄のかたまりを洗面器に入れ、振り続けたら、次第に塊が壊れて何かの部品のようなものができあがり、洗面器をさらにふり続けていたら、各部品がくっついて、いつの間にか、うで時計が出来上がったんです。それが、きちんと時を刻んで、うごくんですよ。それも短針長針があり、1日に24時間を刻んでいます。1年たちますが、まだ動いていて、不思議なことに冬になると凍てつかないためにか、時計に羽毛が生えてきたんです。驚きましたよ。

 

あなたは、そんな偶然にできた腕時計の話を信じますか?

 

進化論は、それと同じです。生物が小さな適応をするのは、神の創造の精緻さだと理解しますが、進化論や唯物論からの生命の誕生は全く信じられません。

時計は、人が作れば、動きます。しかし、夏冬に毛が生えかわることはありません。時計自体に生命を与えることは、物を作るよりもはるかに難しいのです。

時計より複雑な生物を誰が創ったのでしょう?そこに命を与え、季節が変わると毛が生え変わり、子供を宿して自らと同じ子孫を作る。

そんな生命が地球上に溢れている。それが進化論の言うように自然にできてきたと言うのですか?

全世界の既知の生命体の総種数は約175万種で、このうち、哺乳類は約6,000種、鳥類は約9,000種、昆虫は約95万種、維管束植物は約27万種と言われています。

まだ知られていない生物も含めた地球上の総種数は大体500万~3,000万種の間とも言われます。

この各々違う500万〜3000万種の生命体が、環境や天候の変化から自然に湧いて出てきたのですか?

私は、理性のある人なら、自然にできたとは言わないと思います。

 

 

自然にできたと言うなら、地球と同じ年月を経た太陽系の全ての惑星に多種多様な生命体が存在しているはずです。他の星にも、過酷な環境の中で進化した数多くの生命を見出せるはずです。火星にも水や大気があるのがわかっています。火星では、生物が生まれて、進化しないんでしょうか?

しかし、科学が発展して宇宙に望遠鏡を上げ、くまなく探していますが、太陽系は愚か、広い宇宙のどこにも地球のように生命豊かな星は見つかっていないし、一匹の宇宙生物すら見つからないのです。

 

米国の生化学者マイケル・ベーエやかつては高名な無神論者であったアントニー・フルーらによって、「インテリジェント・デザイン論は宗教とは無関係で科学的な根拠に基づく科学的な主張である」との主張が展開されています。

ベーエは「生化学レベルでは進化の結果としては十分説明できないほど複雑な構造が存在する」と言う概念を『還元不能な複雑さ(Irreducible complexity)』と呼び、進化への反証であると主張しています。

また、81歳で無神論から転じたアントニー・フルーは、「生物学者たちによるDNAの研究により、生命を引き起こすために必要な信じ難い程の複雑な配列が解明されており、その様な暗号情報成立の為には何らかの知的存在の関与が必須なのである。」と主張しています。

精緻で複雑な生命を創造した知的な存在が確かにいる。それが、現代のID論となって世界の主流となっています。

知能をもった誰かが、地球を選び、生命をデザインしたのです。

聖書では、インテリジェント・デザインをした知性を持った存在を"創造主"と言います。進化論は、その存在を否定していますが、どう見ても理屈に合わない理論で、もはや古い理論なのです。

進化論をまだ信じている日本人や進化論を教えている日本の学校教育は、ガラパゴス化したのです。やはり井の中の蛙。この国には、もう一度、文明開花が必要なのでしょう。

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