神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

コロナ禍の分断を修復せよ 〜番組紹介

こころの時代~宗教・人生~「今 互いに抱き合うこと-コロナ禍に読む聖書-」

コロナ禍で、人間が分断される世界。野宿生活者はスティホームはできない。生きる者と死ぬ者について、語っていました。

奥田知志師が面会した植松聖死刑囚。神奈川県の知的障害者福祉施設津久井やまゆり園」で大量殺人事件を起こした元職員の彼(事件当時26歳)は、「食事、排泄、移動ができない障害者は、不幸しか作らない。人に迷惑をかけて役に立たない人間は、生きる意味がない」という発言を今も繰り返す。

「生きる意味のある生命、生きる意味のない生命」の分断。彼の語ったことばは、この世の経済優先の考えに基づく、この世界にもともとあった生死の分断ラインに基づいての発言ではないか?たしか、八十年前にナチスドイツで語り行っていた論理・言動と同じようです。コロナ禍の中で、この分断が際立ってきました。

奥田師は彼に問います。「君は、役に立つ人間なのか?」。植松:「あまり役に立たない人間です」の回答・・・。

〜以下、感想・私見

その通りなのです。いや、植松君だけではない。

地球規模で見れば、この世界で増え続け、大規模な環境破壊の原因を作っている人類が、役に立っているとは言えないでしょう。人類は、地球の他の生物に対して、何ら役に立ってはいません。

神を知らない人は、自分の人間的、社会的価値観で他をジャッジし、行動し、ときに殺人までしてしまいます。それは、植松君と同じです。さほど役に立たない人間が、狭い価値観で自分より弱いだろう、役に立たないだろうと思う人を批判し殺す社会。それは、アフリカの弱肉強食の獣と同じレベルの人生観です。

さて、神の目から見たらどうでしょう?このような人類が決して役に立っているとは思わないでしょう。しかし、神は役に立つかどうかで、生死を判断しません。創世記のはじめから、人類という生命を愛おしく思い、今も生かし、人類の人口は75億を超えるまで増加しました。

自身や社会の政治体制の価値観だけで、自ら神となりジャッジし、ときに人を抹殺する現代人。文明人の姿ではありません。21世紀になってもナチススターリンポルポトが行なってきた歴史をくり返しています。

コロナ禍とは、その傲慢な人類に創造神や大自然の種の生命が、警鐘を鳴らしているのだと感じるのは、私だけでしょうか?

創世記には、人類創造時の話があります。

「神は御自分にかたどって人を創造された。 神にかたどって創造された。 男と女に創造された。 神は彼らを祝福して言われた。 「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」

神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。夕べがあり、朝があった。第六の日である。」
‭‭創世記‬ ‭1:27-28, 31‬ ‭新共同訳‬‬
https://www.bible.com/1819/gen.1.27-28,31.新共同訳

 

こころの時代~宗教・人生~「今 互いに抱き合うこと-コロナ禍に読む聖書-」

聖書というより、人間の存在意義を考えさせてくれる、よい番組でした。是非再放送を観てください。

Eテレ放送2020年7月18日(土) 午後1:00~午後2:00(60分)

https://www.nhk.or.jp/hensei/sp/program/article/?area=001&date=2020-07-12&ch=31&eid=12899&f=6322

息子さんは、SEALDsの奥田愛基さんだそうです。

http://adonaiquovadis.hatenablog.com/entry/2016/03/31/015159