矛盾するような「剣」の話し
【剣を用意せよ】
「イエスは言われた。「しかし今は、財布のある者は、それを持って行きなさい。袋も同じようにしなさい。❶剣のない者は、服を売ってそれを買いなさい。 言っておくが、❷『その人は犯罪人の一人に数えられた』と書かれていることは、❷わたしの身に必ず実現する。わたしにかかわることは実現するからである。」 そこで彼らが、「主よ、剣なら、このとおりここに❸二振りあります」と言うと、イエスは、「それでよい」と言われた。」
ルカによる福音書 22:36-38 新共同訳
https://bible.com/bible/1819/luk.22.38.新共同訳
【剣を取るな】
「そのとき、イエスと一緒にいた者の一人が、手を伸ばして剣を抜き、❹大祭司の手下に打ちかかって、❺片方の耳を切り落とした。 そこで、イエスは言われた。「❻剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。 わたしが父にお願いできないとでも思うのか。❼お願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるであろう。 しかしそれでは、必ずこうなると❽書かれている聖書の言葉がどうして実現されよう。」」
マタイによる福音書 26:51-54 新共同訳
https://bible.com/bible/1819/mat.26.51-54.新共同訳
キリストは、❹大祭司の手下に捕まる前に、❶剣のない者は、服を売ってそれを買いなさいと言っていた。それで弟子たちは❸剣を二振り用意した。
また、❻剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる〜とも言われた。矛盾しているか?
【剣は抑止力のため】
一見❶剣を用意と❻剣をさやに納めよ〜は矛盾しているように見える。しかし、❶では、❷『その人は犯罪人の一人に数えられた』と書かれていることは、❷わたしの身に必ず実現する〜と語っており、「犯罪人は一人だ」大祭司に捕まるのは私一人だけだ!弟子のおまえたちは、捕まるな!大祭司に捕まるのは一人だ!と言っているのだ。
つまり、捕まるのはわたしだけで良い、弟子たちまで大祭司の手下に捕まって殺されないように、弟子に❸二振りの剣を持たせたのだ。これは、弟子の防衛のために剣を帯びさせたのだ。
また、イエス自身は、そんなことをしないでも、❼お願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださる〜とも言われた。
だが、聖書に❽書かれている預言の言葉が実現されるために、自分は剣も持たず、大祭司のなすがままに捕まった。
そればかりか、剣を振り回す弟子に❻剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる〜とも語った。
これは、防衛(抑止力)のために❶剣を帯びてもいいが、❷抜くな、使うな、他人を傷つけるな、と言うことだろう。
キリストは、聖書預言にしたがい、❶ユダヤ大祭司の手下に捕まったが、弟子たちは、全員無事に逃げた。
「そこで、全会衆が立ち上がり、イエスをピラトのもとに連れて行った。 そして、イエスをこう訴え始めた。「この男はわが民族を惑わし、皇帝に税を納めるのを禁じ、また、自分が王たるメシアだと言っていることが分かりました。」 そこで、ピラトがイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」とお答えになった。 ピラトは祭司長たちと群衆に、「わたしはこの男に何の罪も見いだせない」と言った。 しかし彼らは、「この男は、ガリラヤから始めてこの都に至るまで、ユダヤ全土で教えながら、民衆を扇動しているのです」と言い張った。 ピラトは、祭司長たちと議員たちと民衆とを呼び集めて、 言った。「あなたたちは、この男を民衆を惑わす者としてわたしのところに連れて来た。わたしはあなたたちの前で取り調べたが、訴えているような犯罪はこの男には何も見つからなかった。 ヘロデとても同じであった。それで、我々のもとに送り返してきたのだが、この男は死刑に当たるようなことは何もしていない。 だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」 しかし、人々は一斉に、「その男を殺せ。バラバを釈放しろ」と叫んだ。 このバラバは、都に起こった暴動と殺人のかどで投獄されていたのである。 ピラトはイエスを釈放しようと思って、改めて呼びかけた。 しかし人々は、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫び続けた。 ピラトは三度目に言った。「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。この男には死刑に当たる犯罪は何も見つからなかった。だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」 ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けた。その声はますます強くなった。 そこで、ピラトは彼らの要求をいれる決定を下した。」
ルカによる福音書 23:1-5, 13-16, 18-24 新共同訳
https://bible.com/bible/1819/luk.23.2-24.新共同訳
大祭司は、主イエスをユダヤ 総督ピラトの前に連れて行ったが、ピラトは無罪を主張した。しかし、大祭司や長老に従う群衆が騒いだので主イエスは、十字架刑で殺された。
キリストは、なぜ逃げなかったのか?
【復活のしるし】
彼は、聖書預言にしたがったのですが、39回の鞭を打たれ、十字架上に釘づけられ、槍で右腹を刺し通され、葬られて、三日後に復活しました。彼は、死から復活することで、死に対して勝利を得ていることを世に示すためでした。
彼は、復活後弟子たちや500人の信者たちを前に現れ、聖霊降臨についての教えを伸べました。
「イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。 そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。 ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」 さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。 イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。 あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」 こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。 イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、 言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」」
使徒言行録 1:3-11 新共同訳
https://bible.com/bible/1819/act.1.8-11.新共同訳
また、パウロは、次のように言っている。
「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、 葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、 ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。 次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。 次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、 そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。」
コリントの信徒への手紙一 15:3-8 新共同訳
https://bible.com/bible/1819/1co.15.6-8.新共同訳
【剣について戻ると】
弟子たちに持たせた❸二振りの剣は、自衛のための抑止力。ただし、それを使うなら❻剣を取る者は皆、剣で滅びる〜とも語った。
【剣を核に置き換えると】
❶剣のない者は、服を売ってそれを買いなさい。❻剣はさやに納めておかなければならない。剣を取る者は皆、剣で滅びる〜
剣を核に置き換えて考えると、
核武装をしても核を使ってはならない。抑止力だけ。核を使う者は皆、核で滅びる。
アメリカは、日本に核を二振り使ったが、核を使う者は、核で滅びる。つまり、アメリカは核で滅びるのだろう。
【剣を帯びるべきか】
日本は、抑止力のために剣を帯びるべきか?
北朝鮮やイランのように核武装で抑止力を手に入れることはできるだろう。しかし、❶剣のない者は、服を売ってそれを買うことになる。アの国から経済制裁を受け、貧しくなるのを覚悟で核武装することになる。しかし、これを語る政治家はアの国に排除されてきた。核武装をアの国は許さないだろう。生命がけの政治家がいなければ、この国は狼たちに食われてしまう。否、今も貪られている。
【天使十二軍団を味方に】
キリストは、❼お願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるであろう〜と言っていた。
主に剣は要らなかった。天父にお願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるのだ。
我々も祈りの力で、天父にお願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるのか。当時、弟子たちは、まだ聖霊を受けていなかった。そのため剣が必要だった。
しかし、キリストの信仰力と聖霊を受けた我々は、剣を用意しないでも、奴らに負けない。ガンジーの無抵抗主義で闘いぬくこともできる。殺されても復活するのだ。もしトラなら、日本は、アの国に強く交渉して、自国の独立を勝ち取ることができる。ただし、認知症老人を前にヘラヘラ笑ってる首相では無理だ。また、CIAの悪事を暴かない司法ではダメだ。早く、政治と行政と司法を変えなければいけない。
選挙に参加して今の二方向茶番政治をやめさせないと、あなたは奴らに殺されることになる。