以前に、米国の医学博士スチュワート・ハメロフと、ロジャー・ペンローズ博士のことを書きました。両氏はともに量子脳理論から死後の意識などの科学的説明を行っています。この理論により、脳死者の死後の意識が、空中をさまよったあと見たことを蘇生後語ったりする理由も説明できます。遠い次元を超えた神の意識が、量子レベルで人間の脳に直接影響を与えることもできるということになります。それは、まさに心と心のダイレクトコールです。
最初に経験したのは、高校生の頃でした。私を導いてくれた師が、罪を悔いて祈っているときに、異言とともに聖霊に満たされたころのことです。師は、聖霊に導かれ自分の意思に反して、いろいろなところに行ったことや、こんな不思議なことができるんだと言って、いろいろと教えてくれました。彼も米国南部バプテスト派でしたので、そのような霊的なことは聞いたこともない経験でとまどっていました。それで、私の家族の前でいろいろと不思議なことをやってみせるのでした。声を使わないで意思疎通することも、そのひとつです。母も私も実際に体験させてもらいました。それは、耳からくる音でなく、心に直接来ます。直接にズンと心の深いところに来ます。時間は一瞬です。やさしい声でした。
師は聖霊体験の直後、狂人扱いされ教会から追い出されることになりました。しかし、数年後米国バプテスト系大学の神学部に留学し、そこでの教育で聖霊体験を全く否定されながらも、牧師になり、今では大学で教えています。理性がしっかりし、頭脳も明晰であることがわかりますよね。
サンダーシングは、このような意思伝達法を耳からではない「天の霊的言語」と言っています。この心の意思疎通「天の霊的言語」について、その後、私が聖霊を受けるまでは、聞くことはありませんでした。
大学3年生での聖霊経験の後、聖霊様の声ははっきり聞こえるようになり、共産圏で捕まるまでは、かなり聞こえていました。というより、まるで一緒に歩いている友達と話すように、だれよりも親密な友のように聞いたり、応答えたりを日々くりかえしていました。
その声は一瞬ですべてを伝えてきます。また、回を重ねるとヴィジョン(映像)を伴うようになります。意思伝達に時間はかかりません。映像はこれからすべきことや、行くべき場所が示されます。たぶん、この記事を読む人は、霊的にも昇華された方が多いので、すでに体験されている方もいるでしょう。敬愛する師(導きの師とは違う)が言ったように、「テレビのように光景が映される」のは、御声を聞くことの延長線上にあります。しかし、その後、私は学生時代に信頼していたある牧師に躓き、その恩寵について長期にわたり蓋をしてしまいました。残念です。
主は、約30年後、再度その御声をおかけくださいました。それは、父とのもう少し近しい交流や、主イエスが右手をもって私の右手をつかまれるような、感覚の伴う経験へと移行していきました。
御声は、何も頼ることのない心もとない危険な状況などで、未信者も聞くことがあると聞いています。たとえば登山中遭難した人、海で漂流した人の体験にも不思議な声を聞いて助かったという話が多く出てきます。初代の信者は、命を賭した宣教に御声を聞くこと常だったことでしょう。
現代の安寧な生活では、その声が聞こえずにいるのでしょう。また、その声が「主からのものであるか」については、最初の方のサンダーシングの霊界参入についての記事を読んでください。
自分はこんなところに紹介するほどでない、まだまだ天国の経験の浅い者です。主の臨在にどっぷりつかっていなければならないのに、この世のことに追われています。こんな世がイヤですから、マアラナタ!主よ来たりたまえ!と心底言えるようにもなってきています。しかし、こんなひどい男は、十字架のもとにしがみつくしかありません。ただただ恩寵です。
「わたしの魂はあなたに付き従いあなたは右の御手でわたしを支えてくださいます。」詩篇63:9 栄光在主!
※Dr.Stuart Hameroff
http://adonaiquovadis.hatenablog.com/entry/2016/09/10/140045