神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

祈りの中で59 ~空中の権威とは

朝の祈りで示されたこと。

1.「かつてはそれらの中で、この世の時代に流され、❶空中の権威の支配者、すなわち不従順の子らの中に今も活動している❷霊の支配者にしたがって、歩いていました.」エペソ2:2回復訳

❶空中の権威とは、空気のある場所の権威であり、❶空中の権威の支配者とは、空気がないと生きられない者ということ。空気のない月面に着陸した宇宙飛行士は、神の臨在を強く感じ、それぞれ違った使命を与えられたという。また、悪霊に仕える者は発狂した。そこにはこの世の支配者はいなかった。❷は悪霊の支配者であるが、空中からは出られない息をする生物である。

2.2015年マンハッタンSt.Patrick's Cathedralでのローマ教皇のメッセージ:”The cross shows us a different way of measuring success. Ours is to plant the seeds. God sees to the fruits of our labors. And if at times our efforts and works seem to fail and not produce fruit, we need to remember that we are followers of Jesus Christ and his life, ❸humanly speaking, ended in failure, the failure of the cross.” 「十字架は、われわれに成功を判断する異なった一つのやり方を示している。われわれのやり方は種を植えるやり方である。神はわれわれの労苦を注視しておられる。そして、時々我らの労苦と働きが失敗して、実を結ばないように見えることがある。我々はイエス・キリストとその人生、❸人間的に言えば、その人生は失敗に、十字架の失敗に終わったということを思い出さなければいけません。」

❸の発言は、教皇がメッセージで人間的な十字架の死をことさらに強調し、復活を否定したようにも受け取れる。過密スケジュールでメッセージを失敗したようにも受け取れる。しかしこれが※ニューヨークで語られたことに意味がある。どちらにしてもあまり霊性は高く感じない。

読者よ悟れ。主イエスは、「人の子」とご自身をいつもお呼びになった理由が十字架にあり、その贖いの成功は「復活」と真理の聖霊により明示され、天に行った者たちが証明している。人間的に言って、「復活」こそ大いなる神の力の啓示です。この世で十字架を負い主イエスに従うというのは、人間的に言っても、主イエスの「復活の命」にあずかり、主の奇跡を現世で大胆に表すことです。

3.惨憺たるキリスト教界の状況でも、愛想を尽かすことなくイエス様が耐えておられるのは、ご自身の人としてのご生涯の間に、この世界の苦悩をよく感得しているからです。主イエスは、その命を賭して彼を信じる者たちの救いを達成したのですから。ハレルヤ!

※ご質問があったので、補足します。わたしはローマ教皇を誹謗はしません。尊敬します。また、わたしは、YHWHと主イエスを信じ、遣わされた聖霊を信じます。しかし、教皇や彼の信望する「結び目を解くマリア」を拝みません。主権はYHWHとひとり子イエスにあります。また、エキュメニカルの影響でしょうか、私のカトリックの友人でもいるのですが、初詣に神社仏閣へは行きません。偶像はきらいです。決して十字架を失敗とは言えません。2.については、訝しいことがいくつかあります。78歳の教皇のスピーチには、スピーチライターがいるはずです。St.Patrick's Cathedralはロックフェラーセンターの向かいにあります。教皇のメッセージの最後は、アメリカの姉妹に対する強調した敬意です。自由の女神とニューヨークの旗の2人の女は、聖書から遠い存在です。

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ニューヨーク州の旗のマーク

自分はカトリックの献身者を尊敬します。しかし歴史上、バチカンの集団がおかしなことを繰り返すことがあります。聖書の大事な部分を曲げてしまったり…このままで大丈夫なのでしょうかと危惧する者です。

 

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