神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

シャカイナ グローリー 神の栄光の光を4 ~ベテルチャーチの異象

2011年、カリフォルニア レッディングのベテルチャーチに現れた栄光の雲(Glory Cloud)についての映像を紹介し、検証します。

共感覚では?

ある牧師は、天使や金粉を見たなどは共感覚ではないかと言います。また、お芝居だとか、集団催眠だと言う方もいるのでしょう。

共感覚(シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)とは、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいいます。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりすることです。しかし、この動画を見ると確かに雲のように金粉が空へと上がって行きます。 

私自身もトマスのように疑い深い者ですので、そんな疑い深い方の気持ちはわかるのですが、リベラルな方なのに、最後まできちんと公正に検証しないのはいけません。科学者たちが、「科学が進むにつれてわからないことが増えている」と言っている現代に、さも科学的であるように断定して話すような者は、もともと科学的な思考のできない方です。聖書では「石の心」と書いてあります。

何でも「共感覚だ」と言って、現代の未発展の科学を基礎に唯物主義的に考える牧師がいることも確かです。そんな唯物主義者がよく聖書を信じ、牧師になったなぁと不思議にもなります。

さて、この動画には、確かに金粉がしばらく宙を舞った後に天井へのぼっていくのが写っています。たくさんの方が携帯で動画を撮っています。共感覚でも芝居や動画の改ざんや集団催眠でもないようです。不思議な異象です。

スモークでは?

Bill Johnson牧師も「スモークじゃないか」といぶかっていましたが、どうも金粉のようです。金粉なら、これを「栄光の雲」と言っていいかどうかわからなくなりました。ただ、牧師はこれがスモークでなければ、スーパーナチュラル(自然界では見ないもの)=異象であると言っています。

確かに動画では、スモークではなく細かいキラキラしたものがのぼっていくのを見とれます。

「天国の大通りは金でできているとヨハネ黙示録21:21にありますので、臨在豊かなところで金粉が現れることは良くあるのだ」と言う方もあります。しかし、Shekinah状態で金粉が現れたとは、聖書の記述には見つけられませんでした。 

市販の金粉(glitter)では?

動画では確かに金粉が飛び回ったあとに天井に上がっていきました。現場にいた方が、金粉を調べたが、かなり小さい六角形だったと言っています。保存しようにも小さく難しいそうです。glitterという市販の金粉は四角形で大きめです。また、だれかが作為的に行える状況ではなかったと言っています。

※検証ビデオから

最後に載せた「検証ビデオ 栄光の雲なのか市販の金粉(glitter)なのか」は、わかりやすかったです。ビデオの中で、9つの超自然的な現象であった証拠を示しています。

1 glitter(市販の金粉)は、カメラから逃げない

2 glitter は、もっと大きい

3 glitter は、目や肺に入り刺激する

4 glitter は、空中に浮かび上がらない

5 Gold Dust(天からの金粉)は、世界中で起きている現象

6 Gold Dust は、集会所だけでなく個々人にも現れている

7 Gold Dust は、衣服の中にまで入ってくる

8 Gold Dust が、しばしば埋め込まれる

9 Gold Dust は、しばしば消えてから再出現する

うーん。その場にいても、わかりそうにありません。よく理解できないまさに異象です。

 

民数記出エジプト記より

モーセ時代の主の雲は、民数記9章にその特徴が書かれています。

9:15幕屋を建てた日に、❶雲は幕屋をおおった。それはすなわち、あかしの幕屋であって、夕には、幕屋の上に、❷雲は火のように見えて、朝にまで及んだ。

9:21また雲は夕から朝まで、とどまることもあったが、朝になって、❸雲がのぼる時は、彼らは道に進んだ。また昼でも夜でも、雲がのぼる時は、彼らは道に進んだ。

9:22ふつかでも、❹一か月でも、あるいはそれ以上でも、幕屋の上に、❺雲がとどまっている間は、イスラエルの人々は宿営していて、道に進まなかったが、それが❸のぼると道に進んだ。 

出エジプト記40:35

モーセは会見の幕屋に、はいることができなかった。❻雲がその上にとどまり、❼主の栄光が幕屋に満ちていたからである。

モーセの時代に、幕屋が❶雲に覆われ、❷雲が火のように見えたとあります。それも雲が❸のぼったり、❹一カ月も❺とどまったりするのですから、シナイ山の噴火による噴煙だけでは説明が難しくなってきました。また、雲の柱ではなく❻雲がとどまり、❼主の栄光が幕屋に満ちたとあります。

主の栄光については、強いご臨在だと思います。強いご臨在は天を開き、人を寄せ付けないほどです。強力なご臨在の圧迫するような感覚を体験した方は、皆わかるはずです。確かに天が開くと光の雲のように見えると思います。

しかし、❶❷❻の雲については、主にたずねていきます。❻❼はマタイ17章に関係する記事があるようです。まだ、はっきりしませんが、ベテルチャーチの異象がマタイ伝の栄光の雲と同じかどうかは断定できません。 PS:次のような記事を目にしました。「金粉」を集めて顕微鏡で調べると、金粉ではなく、ホビー・ショップで購入できるマーサ・スチュワート社のgold glitter(金のラメ・パウダー)であったことが判明した。

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スモークじゃないのか?と言って検証するBill Johnson氏

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※検証ビデオ

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