神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~

 神の臨在(至聖所)の中で開かれる聖書の啓示を紹介します。聖書の日本語訳に疑問を持ったのを切掛けに、プロテスタント、カトリック、ユダヤ教などに学び、終末預言や聖書解釈の記事も載せていきます。栄光在主!

夕方のご臨在 〜月と花

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2018.3.25撮影

エレミヤ書1章 11節
主の言葉がわたしに臨んだ。「エレミヤよ、何が見えるか。」わたしは答えた。「アーモンド(シャーケード)の枝が見えます。」(新共同訳)

アーモンド(=シャーケード)とは、ヘブル語のシャウカド「目覚め」を意味します。エレミヤが見たのは、冬場は枯れていた木から、満開の花を咲かせる春の目覚めの木でした。それは、受難節の季節に咲くアーモンドの枝でした。過越しの頃の十字架を暗示しています。十字架上で亡くなられた主イエスは、その無数の傷から生命の息吹きである血潮をわれわれにお与えになり、ご自身の復活を通して、まるで春の訪れのように御神の力を示されたのです。その木をシャウカド「見続ける」(もうひとつの意味)ことで生命(血潮)に与ることができるのです。

また民数記17章では、死んだはずのアロンの杖から花が咲いてアーモンドの実がなったのです。これは、十字架と復活の予象です。

※写真の枝は、アーモンドにソックリですが、山桜です。例年より2週間ほど早い開花ですが、復活祭までは見れそうです。