「その夜、わたしはエジプトの国を巡り、人であれ、家畜であれ、エジプトの国のすべての初子を撃つ。また、エジプトのすべての神々に裁きを行う。わたしは主(YHWH)である。」出エジプト記 12:12( 新共同訳)
主は、イスラエルの出エジプトを許さないパロとエジプトへ、一夜で裁きを下しました。それは、空気感染する疫病のような災いだったのでしょうか。
「その血を取って、小羊を食べる家の入り口の二本の柱と鴨居に塗る。 そしてその夜、肉を火で焼いて食べる。また、酵母を入れないパンを苦菜を添えて食べる。」出エジプト記 12:7-8 (新共同訳)
当時、エジプト人は、羊を汚れたものとしていました。創世記43:32では、エジプト人はヘブル人と一緒に食事をすることを忌みきらうと記されています。それはヘブル人が「羊を飼う者」であったからです(創世記46:34)。「羊」そのものがエジプト人にとって忌みきらうべきものであったので、柱に塗られた羊の血や羊を食べているヘブル人の家には寄らず、感染を防げたのでしょう。
「七日の間、家の中に酵母があってはならない。酵母の入ったものを食べる者は、寄留者であれその土地に生まれた者であれ、すべて、イスラエルの共同体から断たれる。」
出エジプト記 12:19 (新共同訳)
酵母を、ウィルスに替えて書くと、
「七日の間、家の中にウィルスがあってはならない。ウィルスの入ったものを食べる者は、寄留者であれその土地に生まれた者であれ、すべて、イスラエルの共同体から断たれる。」
人と会うことの禁止と、ウィルスの侵入防止と言うことでしょうか。科学的なみ言葉に感じられます。
今の段階は、学校を休校にし、自宅学習すべき段階ですし、全国民が外出禁止を14 日間すれば終息に向かう時期ですが、要請でなく、禁止にすべきでしょう。卒業式なんてもってのほかですね。まだ湖北省渡航歴、感染者との接触がないとPCR検査が受けられない。肺炎でもなかなかPCR検査できない。厚労省も検査の保険適応かどうか迷っているなら、自由診療でも可能にすべきです。1日3000件以上の検査が可能なのに、100件以下の検査しかやらないなんて、もはや人災です。感染疑いの人を早期に把握しないで、この瀬戸際を乗り越えられるのでしょうか?PCR検査ができないことが、日本の信頼を落として火事を大きくしてしまうのです。
瀬戸際と言っているのだから、民間をもっと使ってPCR検査を積極的に増やさないと、感染者かどうかもわからず、家族が注意を払わず自宅待機すらできなくなります。
病床不足なら、中国の外出禁止措置を見習うべきです。浙江省は、隔離が成功して終息に向かっているようにも見えます。このままの日本政府の緩い対策では、日本だけがその危機管理能力のなさをクローズアップされてしまいます。