ここで紹介する解釈は、現代の事象に合わせた、私的考えであり、別の解釈もたくさんあります。読者自身の聖書の学びと、聖霊により示される発見が大切です。こんな解釈もあると、参考としてください。この世の事象とどのように結びつくか、昨今の世界情勢が黙示録の理解を容易にしていくことでしょう。特に6章の四騎士は、すでに放たれ、第四封印までは、開かれているようです。
黙示録(啓示録)の第五封印以降を6章9節から回復訳で見てみましょう。
啓示録(黙示録)6:9-17
9小羊が第五の封印を開いた時、神の言のゆえに、また自分たちが持っていた証しのゆえに、殺された人たちの魂が 祭壇の下にいるのを、わたしは見た。
10彼らは大声で叫んで言った、「聖なる真実なるご主人さま、いつまであなたは地に住む者たちを裁かず、わたしたちの血の報復をなさらないのですか?」
11すると、彼らの一人一人に白い衣が与えられた。そして、彼らと同じように殺されようとしている彼らの❶奴隷仲間たちや兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらく安息しているようにと、彼らに言い渡された。
12小羊が第六の封印を開いた時、わたしが見ていると、❷大地震が起きて、❸太陽は毛織りの荒布のように黒くなり、月全体は血のようになった。
13また❹天の星は地に落ちた。それは、いちじくの木が大風に揺られて、熟していない実を落とすようであった。
14❺天は巻物が巻かれるように取り去られ、あらゆる❻山と島はその所から移された。
15すると、❼地の王たち、高官たち、隊長たち、富める者たち、強い者たち、すべての奴隷と自由人は、❽ほら穴や山の岩の中に身を隠した。
16そして、彼らは山と岩に向かって言う、「わたしたちの上に倒れよ。そして御座に座す方の御顔から、また❾小羊の激怒から、わたしたちを隠してくれ。
17彼らの*激怒の大いなる日が来たのだ。だれが立つことができようか?」 (回復訳)
9ー12節
殺されようとしている❶奴隷仲間たちや兄弟たちの数が満ちるとは、つまり迫害により、もっとたくさんの奴隷仲間たちや兄弟たちが殺されると言うことです。私の通っている教会では、艱難後携挙説を信じています。脅しや迫害により殺される兄弟たちとは、かなりしっかりとした信仰者でなければ、殺されるまで行かないでしょう。つまり、今の古参のキリスト者たちが殺されるということかもしれません。現在も共産圏やイスラム圏で迫害を受け、殉教している兄弟姉妹たちがいることは事実です。
13ー14節
第六封印が開かれると、❷大地震が起きて、❸太陽は毛織りの荒布のように黒くなり、月全体は血のようになり、❹天の星は地に落ちた。それは、いちじくの木が大風に揺られて、熟していない実を落とすようであった〜とは、とんでもない天変地異を表しているようです。すでに❷大地震は、東日本から始まり、各地で起きています。次の❸太陽は毛織りの荒布のように黒くなり、月全体は血のようになり、❹天の星は地に落ちた〜とは一連の同時に起きる出来事の様です。
その結果、❺天は巻物が巻かれるように取り去られ、あらゆる❻山と島はその所から移されるのでしょう。これらは正に大艱難と呼ぶにふさわしい表現です。
一体どんなことが起きるのでしょう?この黙示録15節の中に、キーワードがあります。それは
❽ほら穴や山の岩の中に身を隠した〜という表現です。
21世紀に、ほら穴、岩の中に身を隠すという表現は、分かりづらいですが、シェルターに避難したと置き換えれば、わかりやすいでしょう。
さて、我々がシェルターに逃げる時、どのような状況の時を予想しますか。
大地震のように突発的に起きる災害については、シェルターへ逃げる事は無理ですし、逆に危険になります。
また、宇宙空間から、飛来する隕石などの衝突については、予想できシェルターに逃げることはあると思います。
でも、一番最初に思い浮かぶのは、核戦争でしょう。
❼地の王たち、高官たち、隊長たち、富める者たち、強い者たち、すべての奴隷と自由人は、❽ほら穴や山の岩の中に(シェルターや地下鉄の駅に)身を隠したと言えそうです。
私の通う教会では、艱難後携挙説をとっています。
もし、そうなら、この天変地異を我々キリスト者は、経験することになるのです。
第二ペテロに、その状態を詳しく説明するような文章があります。
Ⅱペテロ3章
3:7
しかし、今の天と地は、その同じ言によって保留され、不敬虔な者たちの裁きと滅びの日へと、❾火で焼かれるために取って置かれているのです。
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天と地に対する神の裁き――3:10-12
3:10
しかし、主の日は盗人のように来ます。その時、➓天は大音響と共に消え去り、諸元素は強烈な熱で燃えて崩壊し、地とその中のわざは焼き尽くされます。
3:11
これらすべての物が、このように崩壊していくのであれば、あなたがたはどのような人となって、聖なる生活態度と敬虔を持ち、
3:12
神の日の到来を待ち望み、また早めればよいのでしょうか? この日のゆえに天は燃えて崩壊し、諸元素は強烈な熱で燃焼し、融解するのです。
神の義で満たされた新しい天と新しい地を待ち望む――3:13
3:13
しかし、わたしたちは彼の約束にしたがって、義が住む、新しい天と新しい地を待ち望んでいます。(回復訳)
かつて、ノアの時代にこの世は水で清められました。主の日は、❾火で焼かれるために取って置かれているとあります。
その状態は、➓天は大音響と共に消え去り、諸元素は強烈な熱で燃えて崩壊し、地とその中のわざは焼き尽くされる〜のでしょう。
黙示録の予言①で話したように、封印は全部開かれなければ、巻物の中を見ることができません。すでに、第一から第四の封印の内容を確認することができる今、第五第六封印もすでに開かれたのでしょうか。
※核戦争は、どう起きるか?
https://youtu.be/hxFrM3Mkll0
黙示録6:12❸太陽は毛織りの荒布のように黒くなり、月全体は血のようになり〜とは、核の冬のことなのでしょうか。
イザヤ34章
「まことに、主はすべての国に対して怒り、彼らのすべての軍隊に憤られる。主は彼らを滅ぼし尽し、屠るために彼らを渡された。
彼らのうちで殺された者たちは投げ捨てられ、その屍から悪臭が立ち上り、山々はその血を浴びる。
天の星はすべて朽ち、❺大空は巻物のように巻かれ、その万軍はしおれる。ぶどうの葉がしおれ、いちじくの葉がしおれるように。」
(イザヤ34:2-4 原文校訂による口語訳)
黙示録6:13❹天の星は地に落ちた。それは、いちじくの木が大風に揺られて、熟していない実を落とすよう〜とは、天から無数のミサイルが落ちてくるようで、❺天は巻物が巻かれるように取り去られ〜が、以下の写真に似ていると思うのは、私だけでしょうか。
※上は巻物、下は1945年アメリカの投下した原爆写真
原爆は、爆発時の高温により大気を巻物のように巻き込んで上昇気流を起こす。
※巻物は、ケースに入れ、大切に扱われる。そして縦に立てて読むのが普通。
黙示録6:13❹天の星は地に落ちた。それは、いちじくの木が大風に揺られて、熟していない実を落とすように
〜❹天の星は、夜間飛来する無数の核弾頭搭載ミサイルでしょうか。夜間そのように見えるでしょう。なぜ❹天の星が熟してないいちじくに譬えられたのでしょう?青いいちじくでも中は赤くなっています。
ツァーリ・ボンバという史上最大規模の水爆
核弾頭の中身は、瓢箪にも似ています。二つの物質を合わせて核分裂を起こすからだ。
史上最大級のロシアの水爆 ツァーリ・ボンバ
日本にも米軍基地があるので、安全だとは思わない方が良いでしょう。
※Nuke map核爆発時の影響シュミレーター
https://nuclearsecrecy.com/nukemap/
横須賀
厚木 推定死者数2567760人ということ
横田
*3市ともR-12(SS-4)キューバ危機時代のソビエト核ミサイル2300kilotonで想定
いつ、どんな状況で核戦争が起こるかは、わかりません。また、世界的核戦争を主の日と呼ぶには、人間たちの自分で招いた災いだとも思えます。何より、預言の前提の第三神殿建設がまだできていません。
核戦争のあと、世界統一政府や第三神殿建設がなされ、次は人為的でなく、天災により世界が焼かれる本当の主の日が来るのかもしれません。
以前から、話しているように、黙示録の巻物の第六封印は、終末期の災いの経過過程です。まだ第四封印の時期なら、これからラッパや鉢の裁きが待っています。そして、これらの災いは、複合的に重なっていくのです。最終章には、まだまだ達していないのです。
第二ペテロ3章の大切な箇所を読みましょう。
3:11これらすべての物が、このように崩壊していくのであれば、あなたがたはどのような人となって、聖なる生活態度と敬虔を持ち、
3:12神の日の到来を待ち望み、また早めればよいのでしょうか?
3:13しかし、わたしたちは彼の約束にしたがって、義が住む、新しい天と新しい地を待ち望んでいます。
3:14こういうわけで、愛する者たちよ、あなたがたはこれらの事を*待ち望んでいるのですから、しみもなく傷もなく、平安の中で、彼によって見いだされるように励みなさい。
*核戦争ではなく、キリストが再臨し救い出してくれることを待ち望んでいるということ。
ps.
他のロシア「死の手」予想図
ここで紹介した解釈は、ウクライナ 紛争でプーチンが核使用も辞さないと言ったため、自分なりに核戦争を当てはめた私的解釈であり、参考程度にしてください。別の解釈もたくさんありますので、読者自身の聖書の学びと、聖霊により示される発見が大切になります。世界情勢に気をつけて、これからの激動の時代により開かれる聖書預言を深く学んで行きたいです。