モーセが十戒を受けた神の山 ホレブ山は、ミデヤンの地にありました。
出エジプト3:1-3
1モーセは妻の父、ミデヤンの祭司エテロの羊の群れを飼っていたが、その群れを荒野の奥に導いて、神の山ホレブにきた。
2ときに主の使は、しばの中の炎のうちに彼に現れた。彼が見ると、しばは火に燃えているのに、そのしばはなくならなかった。
3モーセは言った、「行ってこの大きな見ものを見、なぜしばが燃えてしまわないかを知ろう」。(口語訳)
十戒と聞くと、たいていの方がシナイ山を思い出します。シナイ半島のシナイ山をモーセが十戒を受けたホレブ山としたのは、4世紀のコンスタンチヌス帝の母ヘレナでした。ヨセフスにしてもヘレナにしても、紀元前16~13世紀の史実をどの程度理解していたか疑問です。しかし、聖書の記述からしっかりと判明する点があります。
出エジプト記3章から、モーセはミデヤンの地で神の山ホレブの燃える柴を見たのです。ミデヤンは、現在のサウジアラビヤにあります。神の山ホレブは、現エジプト領内のシナイ山ではなく、モーセが一時期身を潜めていたミデヤンの地にあるはずです。
ミデヤンのラウズ山 Jebel al Lawz
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Mt. Sinai サウジアラビア
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実際にある聖書史跡4 ~今も見られるモーセの渡った海 - 神の至聖所 ~聖書とキリストの啓示より~