ヘブライ人への手紙 4:1-4
1 それで,❶神と共に休むという約束は続いているのですから,誰もそれにふさわしくないと見なされることがないよう,用心して*いましょう+。 2 父祖たちと同じように,私たちも良い知らせを聞きました+。父祖たちの場合,聞いた言葉は役に立ちませんでした。聞いて従った人たちと同じ信仰を持たなかったからです。 3 父祖たちについて神はこう述べました。「私は怒りを抱いて誓った。『彼らが私と共に休むことはない+』」。しかし,❷信仰を抱いた私たちは,神と共に休むことができます。実際,神は世が始まった時に仕事を終えていました+。 4 ある聖句で7日目についてこう言っている通りです。「神は7日目に仕事をやめて休んだ+」ヘブル4:1-4(新世界訳2019)
新世界訳聖書は、エホバの証人の「新世界訳聖書翻訳委員会」による英訳聖書または同委員会の監督による訳本で、直訳に近い訳を心がけています。
私は、エホバの証人ではありませんが、新世界訳は、その重訳により比較的直訳に近い内容になっており、評価しています。訳語もかなり練られていて、参考にできるものだと思います。
ヘブル4:1には、安息日について、❶神と共に休むという約束とあります。
ΠΡΟΣ ΕΒΡΑΙΟΥΣ 4:1 Greek NT: Nestle 1904
φοβηθῶμεν οὖν μή ποτε καταλειπομένης ❶ἐπαγγελίας εἰσελθεῖν εἰς τὴν κατάπαυσιν αὐτοῦ δοκῇ τις ἐξ ὑμῶν ὑστερηκέναι.
ギリシャ語の❶の部分は、KJVでは.
1Let us therefore fear, lest, ❶a promise being left [us] of entering into his rest, any of you should seem to come short of it.
となります。❶a promise being left [us] of entering into his restとは、「❶彼の休みの中へ入るわたしたちに残されている約束」と直訳できます。
回復訳では、「こういうわけで、わたしたちは畏れようではありませんか.❶彼の安息へ入る約束が残されているのに、あなたがたのうちで、それに達しないと思われる者がだれもいないようにしましょう。」とあります。
「❶彼(主)の休み(安息)の中へ入るわたしたちに残されている約束」(私訳)
安息は、主の休みの中へ入るわたしたちに残されている約束です。
主と共に休む日。❷信仰を抱いた私たちは,神と共に休むことができます。
主と共に休むことは、主との交わり。大切な聖なるデートの日です。
安息日の目的は、「❶彼(主)の休み(安息)の中へ入る」こと。それは、主との聖なる交わりなのでしょう。
9月26日(土)は、安息日。
2014-2015年の天の異象から、6年。28日(月)は贖罪日です。そして、来年5782年は7年目となるのでしょう。
わたし自身は、この安息日を守るのが、むづかしいのです。
安息日に、農作業や収穫をすることは禁じられています。弟子たちが、空腹で麦の穂を摘んで食べたのをパリサイ人に責められたときに、主イエスは、語りました。
「また、安息日に宮仕えをしている祭司たちは安息日を破っても罪にはならないことを、律法で読んだことがないのか。「あなたがたに言っておく。宮よりも大いなる者がここにいる。 『わたしが好むのは、あわれみであって、いけにえではない』とはどういう意味か知っていたなら、あなたがたは罪のない者をとがめなかったであろう。 人の子は安息日の主である」。」
マタイによる福音書 12:5-8 口語訳
https://www.bible.com/1820/mat.12.6-8.口語訳」
この聖句は、何をやっていても、安息日の主と過ごすことが恵みであるのだと語られているのでしょう。主イエスと共にくびきを負う者は、宮仕えをしている祭司たちと同じなのでしょう。
安息日は、主との交わり。大切な聖なるデートの日となるべきです。