アルベルト アインシュタイン(1879-1955)の娘リーゼルは、父親から受け取った1400通の手紙を、父親の死後20年間は内容を公開しないという指示を添えて、ヘブライ大学に寄付していたのだそうです。
その手紙が公表されたのは、死後20年の1975年ということになります。
アインシュタインは、娘のリーゼルに送った手紙の中で、宇宙の「①ある極めて強力な力」について話しています。その力の立証は、未来の科学が到達するだろうことを予言しています。
以下より、紹介させて頂きます。
https://thanksfield.com/2020/04/08/einstein-letter/
紹介する手紙は、その中の1通です。
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私が相対性理論を提案したとき、
ごく少数の者しか私を理解しなかったが、
私が人類に伝えるために今明かそうとしているものも、世界中の誤解と偏見にぶつかるだろう。
必要に応じて何年でも何十年でも、私が下に説明することを社会が受け容れられるほど進歩するまで、お前にこの手紙を守ってもらいたい。
現段階では、科学がその正式な説明を発見していない、①ある極めて強力な力がある。
それは他のすべてを含み、かつ支配する力であり、宇宙で作用しているどんな現象の背後にも存在し、しかも私たちによってまだ特定されていない。
この②宇宙的な力は「愛」だ。
科学者が宇宙の統一理論を予期したとき、
彼らはこの最も強力な見知らぬ力を忘れた。
③愛は光だ。
それは愛を与え、かつ受け取る者を啓発する。
④愛は引力だ。なぜなら、ある人々が別の人々に惹きつけられるようにするからだ。
④愛は力だ。なぜなら、それは私たちが持つ最善のものを増殖させ、人類が盲目の身勝手さの中で絶滅するのを許さないからだ。
愛は展開し、開示する。
愛のために私たちは生き、また死ぬ。
⑤愛は神であり、神は愛だ。
この力はあらゆるものを説明し、生命に意味を与える。
これこそが、私たちがあまりにも長く無視してきた変数だ。
それは恐らく、愛こそが人間が意志で駆動することを学んでいない宇宙の中の唯一のエネルギーであるため、私たちが愛を恐れているからだろう。
⑥愛に視認性を与えるため、
私は自分の最も有名な方程式で単純な代用品を作った。
「E=mc²」の代わりに、私たちは次のことを承認する。
(※ E=mc²:エネルギー(E)= 質量(m)× 光の速度(c)の2乗
アインシュタインが発表した特殊相対性理論の方程式。)
世界を癒すエネルギーは、
⑦光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論に至った、と。
私たちを裏切る結果に終わった宇宙の他の諸力の利用と制御に人類が失敗した今、私たちが他の種類のエネルギーで自分たちを養うのは急を要する。
もし私たちが自分たちの種の存続を望むなら、
もし⑧私たちが生命の意味を発見するつもりなら、もし私たちがこの世界とそこに居住するすべての知覚存在を救いたいのなら、愛こそが唯一のその答えだ。
恐らく私たちにはまだ、この惑星を荒廃させる憎しみと身勝手さと貪欲を完全に破壊できる強力な装置、愛の爆弾を作る準備はできていない。
しかし、それぞれの個人は自分の中に小さな、
しかし強力な愛の発電機を持っており、そのエネルギーは解放されるのを待っている。
私たちが⑨この宇宙的エネルギーを与え、かつ受け取ることを学ぶとき、
愛しいリーゼル、
私たちは、愛がすべてに打ち勝ち、愛には何もかもすべてを超越する能力があることを確信しているだろう。
なぜなら、愛こそが生命の神髄だからだ。
私は⑩自分のハートの中にあるものを表現できなかったことを深く悔やんでおり、それが私の全人生を静かに打ちのめしてきた。
恐らく謝罪するには遅すぎるが、時間は相対的なのだから、私がお前を愛しており、お前のお陰で私が究極の答えに到達したことを、お前に告げる必要があるのだ。
お前の父 アルベルト・アインシュタイン
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以上が手紙の内容です。
「現段階では、科学がその正式な説明を発見していない、①ある極めて強力な力がある。」〜この力とは、量子力学で発見された時空を超えた力なのでしょう。彼は、その存在を気がついていた。敬愛する師もこの力についてお話ししていました。
https://adonaiquovadis.hatenablog.com/entry/2021/10/30/121550
「それは他のすべてを含み、かつ支配する力であり、宇宙で作用しているどんな現象の背後にも存在し、しかも私たちによってまだ特定されていない。この②宇宙的な力は「愛」だ。科学者が宇宙の統一理論を予期したとき、彼らはこの最も強力な見知らぬ力を忘れた。」〜当時、まだ理論として確立されていなかった量子力学。科学者を悩ませた②宇宙的な力。アインシュタインは、「②宇宙的な力は「愛」だ」と言っています。
「③愛は光だ。④愛は引力だ。④愛は力だ。
⑤愛は神であり、神は愛だ。この力はあらゆるものを説明し、生命に意味を与える。」〜アインシュタインは、現代の量子力学でのスリット実験での電子が意識(観察)に反応して物質化することの背後にある存在を薄々認識していたのでしょう。
物質は、その存在は、誰の意識、認識で造られた?波動が物質化したのは、誰の意志によるのか?この世界は、誰が造った?生命は誰が造った?そこには、我々を超越した神の存在があることを彼はわかっていたのでしょう。
そして、この世界の存在理由は、「愛」だというのです。また、生命の存在理由も「愛」なのです。
人が草花や生き物を愛(め)でるように、そこには「愛」があるのです。
「無」であるはずの宇宙に、無数の銀河と星々が存在し、光輝き、その惑星に生命が存在する。
なぜ、「無」から「有」が生じた?
「⑥愛に視認性を与えるため、私は自分の最も有名な方程式で単純な代用品を作った。」
「E=mc²」の代わりに、私たちは次のことを承認する。世界を癒すエネルギーは、
⑦光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論」
E=mc²とは、m=E/c²である。つまり、物質を造るためには、光の速度(c)の2乗に増殖するエネルギー(E)が必要になる。
その莫大なエネルギー(E)が「愛」だと語っているのでしょう。
⑨この宇宙的エネルギーを与え、かつ受け取ることを学ぶとき、私たちは、愛がすべてに打ち勝ち、愛には何もかもすべてを超越する能力があることを知るのです。量子力学の、時空を超えて存在する力は、この「愛」だと敬愛する師も語っていました。
また、アインシュタインは、「⑧私たちが生命の意味を発見するつもりなら、もし私たちがこの世界とそこに居住するすべての知覚存在を救いたいのなら、愛こそが唯一のその答えだ。」とも語りました。
アインシュタインは、特殊相対性理論の方程式E=mc²を使って原爆製造を後押ししましたが、
「私は⑩自分のハートの中にあるものを表現できなかったことを深く悔やんでおり、それが私の全人生を静かに打ちのめしてきた。」と言っています。
彼の本心、ハートの中の表現とは、原爆で「無」を造ることではなく、その逆、m=E/c²であり、宇宙の無限のエネルギーを使い「愛」を創造することだったのでしょう。
https://adonaiquovadis.hatenablog.com/entry/2016/08/19/212701
https://adonaiquovadis.hatenablog.com/entry/2021/10/30/121550